フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンのガソリンモデルが「納期未定」に?一方でe:HEVモデルは約1年…中国製・新型オデッセイの発売も迫る

もしかすると新型ステップワゴンも近々購入できなくなる?

前回のブログにて、2023年4月21日に発売予定となっているホンダ新型ZR-Vと、既存ラインナップの一部改良版・新型ヴェゼル(New Vezel)、そして新型シビック(New Civic, FL1)/シビックe:HEV(FL4)/シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)に使用されるブラインドスポットインフォメーション[BSI]の部品・半導体不足により、納期が大幅に遅れることをお伝えしました。

ホンダとしては、これらの納期遅れの対策(?)として「ブラインドスポットインフォメーション[BSI]+後退出庫サポートレス」グレードを新たに追加し、大幅な納期短縮を目指すとのことですが、果たしてどの程度短縮されるのか?が明確ではないため、決して喜ばれるレスオプションではないのが正直なところ(部品供給回復後、後付けできるようなものであれば良いのですが…)。

こうしたなか、新型ステップワゴン(New STEPWGN)も長納期問題に悩まされていて、特にガソリンモデルの納期は大幅に延びているようです。


新型ステップワゴンとフィット4のBSI不足の影響は無し?

ちなみに新型ステップワゴンとフィット4(New FIT4)の一部グレードでは、ブラインドスポットインフォメーション(BSI)が標準装備もしくはメーカーオプションとして準備されていますが、この2車種に関しては、先程のZR-V/ヴェゼル/シビックに使用されるBSIとは種類が異なるとのことで、大幅な納期遅れの要因にはなっていないとのこと。

しかしながら、私がお世話になっているホンダディーラーの情報によると、2023年2月末時点での新型ステップワゴンの最新納期情報を見ていくと、ハイブリッドe:HEVモデルが2024年3月以降「1年以上」、一方でガソリンモデルは「B/O(バックオーダー)」状態で具体的な納期が記載されていないそうです(つまりは納期未定)。

他のモデルだとe:HEVモデルの方が長納期の傾向にあるものの、なぜステップワゴンだけガソリンモデルの納期が長いのかは不明。

e:HEVモデルには設定されていない四輪駆動[4WD]の設定があるからなのかはわからないものの、排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジンを搭載しながらも、高速道路での実燃費がカタログ燃費を超える約16km/Lを実現するなど、e:HEVに匹敵する燃費性能を得ていることも人気の理由の一つなのかもしれません。

とはいえ、ガソリンモデルの実燃費が想像以上に良かったという事実は、購入・納車されてから改めて確認できることでもありますし、もっと他の理由でガソリンモデルの納期が遅れていることも考えられそう。

ちなみにメーカーからの納期回答が「B/O(バックオーダー)」となると、少なからず1.5年~2.0年の長納期になると考えられ、最悪の場合はシビックタイプR(FL5)の2年以上ということも(ミドルサイズミニバンで納期2年は待ちたくないな…)。

せめて「どの部品が不足しているから遅れている」という具体的な情報が明らかになっていれば、まだ納得はできるかもしれないのですが、ステップワゴンに関しては「〇〇が不足している」という情報は全く聞かないため、納車待ちユーザーとのトラブルを避けるためにも、メーカーはもう少し情報共有すべきではないかと思います。

2ページ目:ステップワゴンの長納期が問題視されるなか、2023年冬頃に向けて新型オデッセイの発売も迫っている?