フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)の保護フィルムに線キズがあると話題に。あくまでも飛び石対策のサービス装備と捉えた方が良いのかも

工業製品である以上、完璧なものを作ることは難しいとは思うが…

2022年9月に発表・発売されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

最後の内燃機関&6速MTスポーツカーになるかもしれない貴重な一台で、ホンダが掲げるコンセプト「Ultimate Sport 2.0」は、本質的な速さと楽しさを兼ね備えています。

車両本体価格は4,997,300円(税込み)と、近年のスポーツカー&安全装備が備わって500万円以下に抑えてきたことは驚くべきことで、発売直後から全国のバックオーダーは2万台を突破し、納期にして2年~3年となっているのも納得できるところ。

そんな新型シビックタイプR(FL5)ですが、一部SNSでは保護フィルム(シール)に線キズがあると報告が挙げられ話題になっています。


話題になっているのは、後席用ドアパネルに貼付された保護フィルム

今回一部SNSにて話題になっているのは、後席用ドアパネルに貼付された保護フィルム(シール)。

これは飛び石(チッピング)対策用として標準で貼付されている、部分的なプロテクションフィルムになるわけですが、どうやらこのフィルムの表面に線キズのような黒いライン(汚れ?)が確認されているそうです(上の画像は私のシビックタイプRの保護フィルムで、黒い傷のようなものは無い)。

ちなみに、このフィルムに黒い線キズのようなものが付いていたというユーザー(Twitter ID:@chiruota34)の情報によると、2023年3月17日時点で「メーカーで原因を調査中で、今後の対応も検討中の案件です。拭き取ってキレイな状態での写真(SNSに投稿された画像)ですが、汚れをふき取る前の状態を見れば誰もが驚くでしょう。結果が出しだい御報告します。」とのこと

この投稿を見る限りだと、保護フィルムに深い線キズがあるというわけではなく、キズのように見える黒い汚れが付着していただけ?という捉え方もできそうですが、他に投稿されている画像を拝見すると、確かに線キズのようなものが確認できます。

経過観察も含め、今後この保護フィルムの対策品?もしくは貼り直しが行われるのかどうか?というのも気になる所ですが、おそらくこのユーザーが注目したいポイントは、「なぜ納車のときに黒い線キズ(汚れ?)のようなものが付いてしまったのか?メーカーや販売店はなぜ気が付かなかったのか?」というところ。

投稿の流れを拝見する限りだと、あくまでも線キズのようなものが付いているのは保護フィルム上だけで、ボディ自体にはキズが付いていないことから、そこまで大きな問題にはならないかと思いますが、あとはこのユーザーがどのように納得するのか、落としどころはどのように持っていくのかも気になるところですね。

保護フィルムはメーカー側の配慮であり、気になるのであれば納車前にディーラーに依頼して剥がせば良いと思うが

保護フィルムを新品の美しいものに貼り返れば問題ないのか、それとも黒い線キズが付いた原因がわかれば、特に保護フィルムを新品に貼りかえる必要はないと判断するのか、この辺りは今後の流れをチェックしたいところですが、あくまでも保護フィルムは飛び石対策の一つであり、走行していれば保護フィルムの上に飛び石跡などが多数つくため、そこまで気にすることではないのかもしれません。

むしろ、飛び石対策として限られた予算のなかで保護フィルムを貼付していただいたことは有難く、「気に入らなければ納車前にディーラーに依頼して剥がせばよい」と選択肢が与えられているのも有難いポイントだと思います。

2ページ目:今回の保護フィルムの線キズ問題は、シビックタイプRの開発責任者やレーシングドライバーも巻き込んで大事に?