レクサス新型RZ450eの実車を見てきた!スピンドルボディの迫力は十分だが、ナビは新型RX同様に”アレ”が改善されずポンコツ…前後タイヤサイズは異なる

レクサスの新たな道を切り拓く新型RZ450eは確かに魅力的だが…

2023年3月30日に発表・発売されたレクサス新型RZ450e。

レクサス第二弾となるピュアEVクロスオーバーモデルで、トヨタ新型bZ4Xをベースとした上位版という立ち位置になりますが、早速本モデルの実車を見てきましたので、内外装を簡単にインプレッションしていきたいと思います。

またこれに加えて、RZ450eで「ここはさすがに何とかしなきゃダメでしょ…」と思う部分もありましたので、こちらも併せてご紹介できればと思います。


新型RZ450eのエクステリアを見ていこう

こちらが今回、レクサスディーラーに展示されていた新型RZ450e。

グレードはversion Lで、駆動方式は四輪駆動(AWD/DIRECT4)、ボディカラーは新色のイーサーメタリック×ブラックのバイトーンカラーになります。

レクサスの新世代デザイン言語をアピールするスピンドルボディですが、いざ実車で見てみるとそこまで違和感はなく、フロントフードからフロントスポイラーまでのブラックアクセントも手伝ってダブルスピンドルボディに見えるユニークさもあって中々に良き。

そして実際に実車を拝見しての印象としては、新型RXほど大きい感じでもなく、しかしワイド感のあるボディとスピンドルボディのアクセントも手伝ってダイナミックに見えるような視覚的効果が強いということ。

ボディサイズは全長4,805mm×全幅1,895mm×全高1,635mm、ホイールベース2,850mmと新型RXよりもコンパクトですが、大きく外側に張り出したフロントフェンダーやフロントバンパー、これまでの内燃機関を搭載してきたレクサスのSUVとは異なるものがありますね。

ブラックオーバーフェンダーはトヨタ/レクサスのトレンド?

サイドビューはとても伸びやかなクーペクロスオーバーという印象で、トヨタ/レクサスの最近のトレンドになりつつあるグロスブラックのオーバーフェンダーは健在。

充電ポートは、フロントフェンダー付近の左右に搭載されていて、それぞれ急速充電と普通充電の2種類を設定していますが、高速道路やショッピングセンターなどの充電エリアにて駐車する際は向きにも注意したいところですね。

タイヤホイールサイズは前後で異なる模様

ちなみにタイヤアルミホイールは、標準装備となる20インチのブラック塗装+切削光輝を装着しますが、ちょっと意外だったのは前後でタイヤサイズが異なること。

具体的には、フロント235/50R 20インチ 104Vタイヤ&20インチ×8Jアルミホイール、リヤ255/45R 20インチ 105Wタイヤ&20インチ×9.5Jアルミホイールなので、おそらく駆動配分としては後輪の割合が高めということなのだと考えられます。

ちなみにタイヤ銘柄は、プレミアムカー向けのダンロップ製スポーツマックス060なので、あくまでも私の勝手な推測ですが、乗り心地はもしかするとマイルド寄りなのかもしれません(過去にスポーツマックスのタイヤを履かせたことがある)。

レクサス独自のアイコンを持たせつつ、RZ450eならではのアイコンも

ヘッドライト意匠は、直近のレクサス新型NXにて見られるアイコンと同じL字型LEDデイライトを上部に配し、その直下には単眼LEDヘッドライトを装備。

RZ450eでは、アダプティブハイビームシステム[AHS]が標準装備とのことですが、個人的には対向車にも意図せずハイビームすることがあり、そのときにクラクションやパッシングされた経験が多かったので、メーカーオプション扱いにしても良かったのでは?とも思ったり(標準装備はオートハイビームでも十分だと考えている)。

デュアルルーフスポイラーの影響もあり、ハイマウントストップランプは一文字テールランプの真上

そしてこちらはリヤクォータービュー。

センター直結式の一文字テールランプは立体的で、中央に向かってレッドのレンズが薄くなっていくのもユニーク。

ルーフスポイラーがデュアル式だからなのか、”LEXUS”のレタリングバッジの真上にハイマウントストップランプを配するのもユニークと言いますか…この辺りは好みが大きく分かれそう。

2ページ目:新型RZ450eのインテリアと残念に思うポイントは?