これってフルモデルチェンジ版・日産の新型キックス?謎の開発車両がスパイショットされ、日産のアイコンらしきVモーショングリルやLEDデイライトも

2代目キックスが2016年に発売されて7年以上…そろそろフルモデルチェンジの可能性も

2023年1月10日で受注を一旦停止している、ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型キックスe-POWER(Nissan New Kicks)。

2023年4月時点では、具体的な再販時期や価格改訂による値上げの情報なども明らかになっていませんが、そういったなかで次期キックス?と思わしき開発車両がアメリカにて初スパイショットされ話題となっています。

一部報道によれば、フルモデルチェンジ版・新型キックスは2023年末頃にも発売される?との情報もあるようですが、日産ディーラーにもそのような情報は入っておらず、それ以前に既存ラインナップの生産・出荷・納車が全く進んでいない状況でもあるため、もしかすると全く別の車種では?という見方もあるようです。


見た目は確かに日産っぽい…足もとの整流ホイールはノートオーラ/アリアなどを彷彿

via:Instagram

こちらが今回、アメリカ・ミシガン州デトロイトにて初スパイショットされたフルモデルチェンジ版・新型キックスと思われる開発車両。
※Instagram ID:@kindelauto様より引用

ボディ全体には、分厚いカモフラージュ用カバーにて偽装されていて、細部のデザインがほぼ確認できない状態ですし、フロントグリルも分かりづらいところ。

ただフロントグリルをよ~く見ていくと、どことなく日産のアイコンでもあるVモーショングリルのようにも見えますし、水平基調のグリルパターンが設けられていることから、リーフ(Leaf)/アリア(Ariya)といったピュアEVクロスオーバーではなく、ガソリンモデルもしくはシリーズハイブリッドe-POWERの可能性も高そう。

ヘッドライト意匠に関しても、分厚い偽装で確認し辛いものの、釣り目タイプのヘッドライトレンズに、ヘッドライトアンダーに水平基調と思われるLEDデイタイムランニングライトが設けられているため、この点は現行2代目(P15型)後期の面影が感じられるところ。

参考までに、こちらが現行2代目後期仕様のキックスe-POWER。

日本市場ではシリーズハイブリッドe-POWERのみのラインナップとなりますが、アメリカ市場では排気量1.6L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルがラインナップされているため、もしかするとガソリンとe-POWERでフロントグリルパターンが異なるかもしれません。

一部報道では「次期ジュークではないか?」という見方もあるが…

via:Instagram

こちらはサイドビュー。

当初この開発車両がスパイショットされたときは、次期ジューク(New Juke)がデビューするのでは?との情報もありましたが、リヤクォーターピラーにマウント式のドアハンドルがなく、フロント同様のアウタードアハンドルを採用しているためジュークの可能性は限りなく低くなっています。

参考までに、こちらが現行ジュークのリヤクォータービュー。

確かにピラーマウント式ドアハンドルを採用していますし、キックスと差別化するためにもこの要素を廃止するとは考えにくいですね。

via:Instagram

改めて足もとも見ていくと、まるでリーフ/サクラ(New SAKURA)/アリア/ノートオーラ(New Note Aura)を彷彿させるような整流ホイールが装着され、フロント・リヤフェンダーモールは、おそらく無塗装ブラックの樹脂(素地)タイプではないかと予想されるも、このあたりは偽装が剥がれるまでは何とも言えない所。

競合モデルとなるであろうホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)のように、グレードによって無塗装ブラック、グロスブラック塗装に分けるのもアリだとは思いますが、果たしてそこまで幅広いグレードが展開されるかも疑問。

2ページ目:新型キックスと思わしき開発車両のテールランプがかなり独特?