レクサス新型RZ450eの実車を見てきた!スピンドルボディの迫力は十分だが、ナビは新型RX同様に”アレ”が改善されずポンコツ…前後タイヤサイズは異なる
(続き)レクサス新型RZ450eの内装やちょっと残念なポイントを見ていこう
続いて、レクサス新型RZ450eのインテリアも見ていきましょう。
新型NX/RXと同じeラッチドアハンドルで開け閉めし、内ドア部分にはウルトラスエードと合成皮革と思われる内張りを採用。
そしてシートもウルトラスエードをメインに、サイド部分は合成皮革(厳密にはスエード調人工皮革)のコンビタイプ。
ちなみにインテリアカラーは、オラージュと呼ばれるブルー系になりますが、公式画像で拝見するよりも濃いめのブルーという印象ですね。
後席もウルトラスエードのシート表皮を採用していますが、実際の座り心地は少しカタメの印象(割と張り強め?)。
フロントシートは肉厚なのもあってフィット感はありますが、リヤシートはマイルドな乗り心地を好む方はちょっと「ん~」と感じる部分はあるかもしれません。
続いて運転席を見ていきましょう。
ステアリングスイッチは、新型NX/RX同様にタッチトレーサーオペレーションを採用し、パドルシフトも標準装備なのはグッド。
ドライバー監視機能も搭載されているため、アドバンスドドライブ(渋滞時支援)も装備。
そんなことあるのか…メーター情報がカブって見づらいという詰めの甘さ
そしてこちらは8インチの液晶メーター+LCDのハイブリッド。
まさかの充電リッドとドア開閉確認アイコンが被る仕様だとは…この辺りの凡ミスと詰めの甘さは最近のトヨタ/レクサスにてよく見られるところであり非常に残念。
こちらはセンターコンソールで、エレクトロマチックシフトではなく、ダイヤルシフトノブなのはピュアEV独自。
オーナメントパネルはモダンな雰囲気が漂う艶炭フィルムで、手触りとしてはサラサラで触り心地も良いと思います。
そしてインパネに収納するタイプの14インチディスプレイオーディオですが、やはり今回も色々とやってくれたレクサス。
そろそろ本格的にソフトウェア管理と統一感を持たせないと、レクサスユーザーからのクレームも多くなるのでは?と思う所。
ナビの他ルートは何も改善されず…「とりあえずOTAで何とかなるだろう」というやっつけ感しか伝わってこないが
個人的に新型RZ450eで「またか…」と感じたのが14インチディスプレイオーディオのナビ情報。
行先設定する際、「他のルート」から「一般優先」「有料道路優先」「省エネ優先」「最短優先」などの選択項目があるものですが、RZ450eでは…?
まさかの「推奨」「距離優先」「一般優先」の3種類のみ。
この項目、新型RXの「他のルート」と全く同じになり、2023年2月1日に新型NX/LX600やトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/シエンタ(New Sienta)などを対象に配信されたOTAアップデートよりも情報量が少なく、これでは使い勝手も最悪。
ちなみにトヨタ新型プリウスの「他のルート」はこんな感じ。
「推奨」「距離優先」「一般優先」「省エネ」「時間優先」と、5種類の充実した項目から設定可能なので、そのときの状況に応じて走ることができるのは有難いのですが、RZ450e/RXのナビはまるでやる気なし。
確かにOTAアップデートで同様の内容へと更新することは可能だと思いますが、「トヨタ/レクサスのレスポンスの悪さから、いつアップデートされるかわからない」ですし、見方を変えると「OTAでいつでも変えることができるから大丈夫」というやっつけ感すらも伝わってくるため、このあたりのお粗末さは論外。
新型RZ450eには助手席側にグローブボックスが無い?
続いて気になったのが助手席側。
ダッシュボードのトリムや表皮よりも気になったのがグローブボックス。
実はRZ450eにはグローブボックスが無く、小物類を仮置きできるのはセンターコンソールボックスぐらい。
車検証などはラゲッジ(トランク)のアンダー部分に収納可能とのことですが、私の場合はキーパーラボさんの会員証付のカバーを収納していることが多いため、そういったものもコンソールボックスに収納する必要があるわけですが、サイズ的に収納できるか微妙な場合だと使い勝手としては宜しくなさそう。