遂にホンダ新型ZR-Vが2023年4月21日に発売スタート!先行受注は「3万台」突破で、e:HEVモデルが全体の9割を占める?!一方で早くも納期面で課題が…
色々あったが、ようやく新型ZR-Vが発売スタート!
遂に2023年4月21日に発売されたホンダ新型ZR-V。
ここに来るまで「発売延期」「部品・半導体不足による長納期&レスグレード追加」など様々な問題などがありましたが、本モデルが2022年9月より先行予約開始してからの約7か月、全国の累計先行受注台数が3万台を突破したことが明らかとなりました。
日刊自動車新聞の報道によると、ホンダは2023年度(2023年4月1日~2024年3月末まで)のZR-V配車計画を38,000台に設定しているとのことで、月ペースで考えると3,000台以上の計算になりますが、ガソリンモデル/e:HEVモデル共に既に納期1年以上ということであれば、早くもこの時点で配車計画を下回ることが懸念されています。
何と3万台の先行受注のうち、9割がハイブリッドe:HEV
そしてこれもまた衝撃的な情報ではありますが、日刊自動車新聞の調べによると、先行受注数が3万台を超えている一方で、その内の約9割がハイブリッドe:HEVで占めているとの情報も。
これは予想外の展開ではありますが、確かにe:HEVモデルの納期が発売前から1ヶ月~3か月ほど遅れ傾向にありますし、私がお世話になっているホンダディーラーでも全体の7割以上がe:HEVですが、まさか全国規模で見て高額なe:HEVに集中するとは…
なおe:HEVモデルに集約しているのはいくつかの理由があるそうですが、その多くが燃料代高騰により、できるだけ燃費と航続可能距離を稼ぐハイブリッドに乗りたいというユーザーが増えているのと、家族旅行などで長距離移動時にはハイブリッドの方が給油回数も少なくて快適、あとは排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターe:HEVモデルとしては初の四輪駆動[4WD]が設定されたこともポイントの一つになっているようです。
そしてもう一つが、新型ステップワゴン(New STEPWGN)やシビック(New Civic, FL1)のように、ガソリンモデルの納期が何故か長期化しているため、この長納期を避けるためにe:HEVを敢えて選択しているのでは?という見方もあるようです。
発売日当日にZR-Vが納車される方も
そしてこの新型ZR-Vですが、発売日当日に納車される方も結構多く、その多くがe:HEV Zになりますが、上位グレードを優先的に生産しているのか、それとも単純にe:HEV Zを注文している方がたまたま多いだけなのかは不明。
発表から半年以上遅れて、ようやく納車された方々からの報告を聞くと「本当に良かった」と思うところですが、日刊自動車新聞でも報道されている通り、これからは納期や部品供給が課題になるため、これ以上の納期・部品不足によるトラブルは避けてほしい所ですし、発売されて僅か数か月後にレスグレードも受注停止 → 受注再開時には(一部改良やマイナーチェンジではない)単純な値上げのみ、という流れだけは避けてほしいところですね。