(2024年)一部改良版・トヨタ新型カローラクロスは本当にエンジン変更してくる?懸念されていたルーフレールのガタツキも解消してくるのだろうか…

カローラクロスの一番の売りは「安価な価格設定」と「多すぎない装備内容」にあると考えているが…

2021年7月に発表・発売されてから1年10か月近くが経過した、トヨタのCセグメントSUVモデルとなるカローラクロス(Toyota New Corolla Cross)。

いよいよこのモデルが、2023年秋頃に向けて一部改良されるとの噂が浮上しており、更に具体的な改良・変更内容なども公開されるようになってきましたが、2023年4月末時点では私がお世話になっているトヨタディーラーでも本モデルの改良・変更内容については明らかになっていません。

ゴールデンウィーク明けには、一部改良に向けた具体的な内容がトヨタディーラーに配信されることを期待したいところですが、改めて「新型カローラクロスでは、何が改良され、何が変更されるのか?」と予想していきたいと思います。


新型カローラクロスのパワートレインはどうなる?

まずは、新型カローラクロスのグレード構成とパワートレインについて考えていきましょう。

現行カローラクロスでは、排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデル[2WDのみ]と、同エンジンをベースに電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデル[2WD/E-Four]の2種類をラインナップしています。

一部噂では、ガソリンモデルを排気量1.8L → 2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンへとアップグレードすることにより、北米仕様に合わせたり、パワー不足を解消する?などの見込みがあるとのこと。

そうなると、新型カローラクロスの価格帯はどれだけアップするのだろうか?という疑問が出てくるかと思いますが、現行カローラクロスの一番の売りは「スタートプライスが199.9万円~」というインパクトのある内容で、今どきの車としては珍しい「普通の車」を作り出したということ。

個性が求められる昨今、「普通の車」はある意味最強の武器

様々な車種がラインナップされ、特に多くのユーザーが利便性や先進性、デザイン、そしてそれらのバランスを上手くまとめた価格帯で競合の多いSUVモデルですが、敢えて競争率の高いモデルだからこそ、意外と多くのメーカーが見落としがちな「装備内容が多すぎず少なすぎず」「シンプルで普通の車であることを敢えて個性の一つ」としたのがカローラクロスだと思うんですね。

だからこそ、今設定されているガソリンモデル199.9万円~264万円、ハイブリッドモデル259万円~319.9万円の価格設定は絶妙で、既にトータルバランスが完成されているからこそ、次の年次改良やマイナーチェンジがしづらいモデルだと思います。

エンジンはそのまま?それともカローラツーリングのようにダウンサイジングの可能性も?

そう考えると、カローラクロスは敢えてこれ以上の大幅な変更は行わないのでは?とも考えていますが、一方で別の噂もされている通り、装備内容を一部見直すことで、価格帯を大幅にアップしないようにエンジンを1.8L → 1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンにダウンサイジングする?という可能性も(一部改良版・新型カローラツーリングも1.5L 直3エンジンにダウンサイジングしている)。

ハイブリッドモデルに関しては、既にカローラツーリングやカローラセダン、カローラスポーツでも改良している通り、第五世代THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)へとアップデートすることが予想され、燃費向上とシステム総出力のアップグレードで商品力を高めてくることが予想されます。

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