前代未聞!メルセデスベンツ工場にて銃撃事件が発生→従業員2人が射殺→工場は生産・稼働停止で大パニックに…一体なぜこんな事件が起きたのか?

今回の銃撃事件により、週末まで工場生産・稼働停止となるが、損害賠償額も相当なものになりそうだ

2023年5月11日の朝、ドイツ・ジンデルフィンゲンにあるメルセデスベンツ工場において、謎の人物が工場の組立エリア内に侵入し、2人のメルセデスベンツ従業員が射殺されたことが判明しました。

この工場では、フラッグシップモデルの新型SクラスやピュアEVモデルの新型EQSクラスを製造していましたが、事件が発生した日から週末までは工場生産・稼働停止しているとのこと。

この事件で亡くなったのは、何れも44歳の男性2名であることが判明しており。 そのうちの1人は銃撃を受けた後に病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。

海外カーメディアDWの報道によると、犯人は工場の生産ラインのリーダーを狙ったとみられていて、53歳の犯人はサードパーティのサービスプロバイダーに雇用されていたそうです。


なぜこのような事件が起きたのか?

ちなみにドイツ・ジンデルフィンゲンのメルセデスベンツ工場は、厳格な安全対策がとられていることでも有名で、今回のような銃撃事件が起きたことは極めて珍しいとのこと(ドイツの工場でも稀)。

現時点では、犯人がどのようにして銃器を手にして敷地内に侵入したのか、また使用された銃器の具体的な種類は不明なまま。

そして、どうしてこのような銃撃事件が発生してしまったのか、同様に攻撃の背後にある動機も現時点では特定されていないものの、ロイター通信の報道によれば「トルコの選挙が関与しているのではないか」と推測している模様。

現時点で明らかになっている内容としては、メルセデスベンツ工場での発砲は、現地時間の午前7時45分に行われたと伝えられていて、その後、工場の内部警備員が銃撃犯を制圧し、警察が到着するまで拘束。

警備員の説明によると、犯人は逮捕されることに抵抗しなかったと説明しています。

またメルセデスベンツの従業員らによると、この事件ははメルセデス新型SクラスとEQSクラスを組立るファクトリー56にて発生し、シュトゥットガルト近郊のジンデルフィンゲンにある工場では約35,000人が雇用されており、銃撃の第一報を受けてすぐに避難したそうです。

この事件により、工場は週末まで生産・稼働停止となりますが、この数日間でどれだけの被害額となるのかも気になる所ですし、犯人に対しての損害賠償額も後々判明するのではないかと予想されます。

2023年3月にハンブルクにて銃乱射事件が起きたばかり、今後も油断できない

なおメルセデスベンツ公式は声明文にて「2023年5月11日の早朝に、ジンデルフィンゲンでの悲劇的なニュースに、私たちは深いショックと悲しみを感じている」と述べ、「私たちの思いは、犠牲者とそのご家族、そして現場のすべての同僚たちにあります」と加えています。

警察は、この事件に関して現在も情報収集を行っており、職員には心理的サポートが提供されていると述べていますが、この銃撃事件は、2023年3月にハンブルクにて起きた銃乱射事件を受けてドイツ政府が銃規制の強化を検討している中で発生したため、今後も同様のことが起きる恐れも考えられます。

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