(2024年)一部改良版・日産の新型GT-R R35がアメリカでも発売開始!グレードは3種類のみでNISMOは遂に日本円で3,000万円超え…日本とは異なり抽選販売ではない?

北米市場は何かと優遇されている感はあるが、2024年モデルの新型GT-R R35はどうだ?

日本市場では2023年春頃に標準グレードが発売され、同年夏頃には特別仕様車含むハイパフォーマンスモデルのNISMO/NISMO Special editionが発売予定となっている、日産の一部改良版・新型GT-R R35。

今回、北米市場向けとなる2024年モデルの新型GT-R R35が遅れて発表・発売され、グレード構成や主装備内容、そしてグレード別価格帯が判明しています。

日本市場向けに関しては、各販売店によって振り分け台数が決まっており、ディーラー独自の抽選方式が採用されていますが、北米市場向けに関しては「抽選」などの記載や販売形式が決まっていないようで、おそらくカタログモデルとして販売されるのではないかと予想されます。


一部改良というよりも、ビッグマイナーチェンジに近いレベルの変貌っぷり

こちらが今回、北米市場向けにて販売される2024年モデルのGT-R R35のエクステリア。

基本的には日本仕様と同じで、これまでの日産のアイコンになっていたVモーショングリルを敢えて採用せず、スカイラインGT-R R34(SKYLINE GT-R R34)を彷彿とさせるようなレトロチックなグリルデザインと専用フロントバンパー、そしてハニカム形状の7灯式シグネチャーランプを採用することで大幅に刷新。

一部改良というよりも、どちらかというとビッグマイナーチェンジに近い変貌で、「全く新しい型費用を回収するだけでも相当な価格アップになるんだろうな…」と容易に想像できるアップデート(他のラインナップモデルに比べて台数が出ないため、必然的に単価が上がるのはやむを得ない)。

グレード構成は僅か3種類のみ

ちなみに北米市場向けのGT-R R35は、グレード構成としては大きく3種類のみで、エントリータイプのPremiumと特別グレードのT-Spec、そしてハイパフォーマンスのNISMOのみとなります。

日本市場向けのように、Pure editionやBlack edition, Track edition engineered by NISMO、特別仕様車Track edition engineered by NISMO T-Spec、そしてハイパフォーマンスグレードNISMOの特別仕様車Special editionがラインナップされていないため、非常にシンプルな構成となっています。

価格帯とのバランスを考えて、一番の売れ筋は特別仕様車T-Spec?

ちなみに特別仕様車T-Specに関しては、ブレーキや鍛造アルミホイール、ソフトウェアの更新など、NISMOのパフォーマンスの一部を提供しているため、価格帯も含めて全3グレードの中で最もバランスがとれているのかもしれません。

足回りのチューニングを行うとともに、T-Specのみに用意された特別なカラー(ミッドナイトパープルとミレニアムジェイド)、エンジン出力は標準グレードと同じですが、見た目での差別感と特別感はかなり大きいと思います。

2ページ目:ハイパフォーマンスグレードNISMOはカーボンマシマシで更にアップデート!グレード別価格帯は?