フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーにちょっとした便利機能?夏場に迫り燃費も向上し、納車後1年以上が経過しても「26km/L」以上の燃費をたたき出すことも

納車されて1年以上経過してからも新たな発見がある新型ヴォクシー

2022年3月に私に納車されて1年2か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z・3列7人乗り[2WD]。

これまで様々なインプレッション記事をご紹介してきましたが、今回はドライビングサポート機能の一つであるパノラミックビューモニター[PVM]のちょっとした隠れ・便利機能や、納車後1年2か月以上経過し、走行距離9,000kmに迫るヴォクシーHEVの実燃費がどれぐらいなのかをチェックしていきたいと思います。

ヴォクシーHEV[2WD]のカタログ燃費は以下の通りとなりますが、果たしてこのカタログ燃費に近い数値を記録してくれるのか注目したいところです。

◇WLTCモード平均燃費:23.0km/L

◇WLTC市街地モード燃費:22.2km/L

◇WLTC郊外モード燃費:25.0km/L

◇WLTC高速道路モード燃費:22.1km/L


トヨタはもう少し上手くPRした方が良い?PVMのちょっとした便利機能

まず普段使いしていて「意外と便利だなぁ」と感じたのが、パノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能)のちょっとした隠れ機能。

上の画像は、信号待ちで停車しているときのPVM画面となりますが、停車しているときは車体にカラーが付いた状態になり、走行(徐行)しているときは透明になることで車体の下部も丸見えになる不思議な仕組みにもなっています。

徐行中に透明になる機能は、ホンダや日産などでは採用していない特別な技術でもありますし、走り慣れない狭い道でもかなり便利に活用できています。

そんなPVMのちょっとした便利機能として、ここ最近活用しているのが、上の画像の赤丸にある「登録地にて自動的にPVMに切り替わる機能」。

普段活用する狭い道(マイナーロード)や住宅街、実家や友人の自宅など、パノラミックビューモニターで死角を上手くサポートできるような場所にて”すぐに活用したい”ときに、結構役立つ機能の一つでもあります。

徐行中とはいえども、パノラミックビューモニター[PVM]は頻繁的に活用するものではないため、瞬時にPVMスイッチを押すことも難しいのが正直なところですから、そういったときに登録した地点で自動的にPVM画面に切り替わるのは「意外にも便利」に感じるんですね(あくまでも個人的な感想に過ぎませんが…)。

ただこの機能のデメリットとしては、登録した地点からしばらくPVM画面に切り替わるわけではなく、あくまでも登録したピンポイント地点でPVMに切り替わるだけになりますし、死角の多い狭い道でPVMを活用+移動しながらも赤丸の地点登録をタッチすると、その瞬間は前方から視界を反らしている恐れもあるため、その行為がかえって接触事故につながるおそれもありますから、活用法には十分に注意した方が良さそうです。

あとは、こういった便利機能をメーカー公式が全くPRしていないこと。

ノア/ヴォクシーの取扱説明書や、PVMのマニュアルガイド動画でも一切触れていないところを見ると、「トヨタはもうちょっとPRを上手くできないものかね…」と思うのが正直な感想です(このまま知られることなく埋もれてしまうのは勿体ない気もする)。

【【VOXY】パノラミックビューモニター 操作手順】

2ページ目:新型ヴォクシーHEVが納車されて1年2か月以上&走行距離9,000kmに迫るなかでの普段の実燃費はどれぐらい?