まさかの「納期4年」待ち!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型40系アルファードが台湾にて人気過ぎて予約殺到…ヴェルファイアの実車も見てきた

他国とはいえ、新型ランドクルーザー300に続いてアルファードも「納期4年待ち」になろうとは…

2023年6月21日に発表・発売された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。

日本市場向けの月産目標台数は8,500台(アルファード約7割/ヴェルファイア約3割)で、既に2024年8月までの各販売チャネルの振り分け台数(いわゆる初回注文枠)が決まっており、既にその初回枠も埋まっている状態となっています。

そしてこのフラッグシップミニバンは、日本国内だけでなくグローバルモデルとしてアジア市場を中心に、中国や台湾でも既に発表・発売されているのですが、何と台湾でも発売直後から予約が殺到しており、既に「納期4年待ち」と報道されています。


台湾では日本円で約1,500万円から!それでも富裕層に突き刺さる大人気ショーファーカー

国内メディアY’s Consulting Groupの報道によると、トヨタの台湾総代理店である和泰汽車より、日本と同じ2023年6月21日に新型アルファードを発売するも、その車両本体価格は驚きの315万台湾元(日本円に換算して約1,500万円)から。

販売されるグレードは、中国市場向け同様に排気量2.5L A25A-FXS型直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターを組み合わせるハイブリッドシステムを採用したExecutive Lounge。

そしてこのモデルは、台湾市場だと40代以上の男性、特に企業経営者や幹部、自営業者などがターゲットとなっていて、政治家や芸能人にも人気のフラッグシップショーファーカーでもあります。

年間輸入割当の5倍近くの予約!

そんなアルファードの台湾での年間輸入割当て台数は500台と決まっているそうですが、発表から僅か2時間で400件の予約が入り、翌日の22日には、既に割り当て台数の5倍近くとなる2,400台以上の予約を獲得。

これは納期に換算すると2年~4年に相当するとのことですが、日本市場向け同様に今後の予約状況を鑑みて、割り当て台数が変化する可能性もありますが、それでも「最大4年の納期」というパワーワードは、日本向けでいえば新型ランドクルーザー300やレクサス新型LX600以来ではないかと思います。

新型ヴェルファイアの実車も見てきた!

続いて、前回公開した新型アルファードの実車に続き、今度は数多くのユーザーか復権を狙う新型ヴェルファイアの実車をチェックしていきましょう。

今回展示されていたのは、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッド(HEV)Z Premier[2WD]。

ボディカラーはブラック(202)になりますが、こうして実車で見てみるとギラギラ感の凄いこと。

この日は多くのお客さんで賑わっていて、アルファードの注目度も高かったのですが、割合的には7割近くがヴェルファイアに集中していた印象で、外観を撮影することがなかなかに困難(それだけヴェルファイアに人が集まっていた)。

そして実車を見て思うのは、アルファードがノーマルボディのラグジュアリー&ショーファーカー寄りで、ヴェルファイアはエアロボディのスポーティ&ドライバーズカー寄りといったところでしょうか。

テールランプは、先代30系ヴェルファイアのテールデザインを踏襲するかのような釣り目タイプで、センター非直結式の一文字を採用しているところも、トヨタの現在のトレンドを取り込むほど「ヴェルファイアへの力の入れ用が大きい」ことがわかります。

足もとには19インチのマルチスポークアルミホイールを装着し、タイヤはダンロップ製SP SPORT MAXX。

ホイールの手洗いはもちろんのこと、これだけのギラギラした表面を維持するのも大変だと思いますが、アルファードのZグレードの18インチアルミホイールとは大分印象が異なりますね。

アルファードのようにクローム加飾ではなく、ボディ同色に仕上げてきたのは上手い

アウタードアハンドルもブラックに塗装され、全体的に一体感と引き締まり感を強調していますね。

こちらはフロントドアのウィンドウモールに装着されるヴェルファイア専用ロゴ。

ディーラーオプションにてホワイトに点灯するイルミネーションも販売されているため、これを選択する人も多そうですし、もしかするとディーラーオプションの受注一旦停止も考えられそうです。

ちなみにこちらは、ヴェルファイア専用のスマートキー。

アルファードとの差別化のため、しっかりとヴェルファイア専用ロゴが採用されていますね(基本的にキーの形状は同じなので)。

2ページ目:内装は基本的に新型アルファードと共通。ちょっと気になるポイントも?