一体なぜ?ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)やフロンティアがスプレーで落書きされ醜い姿に…時価1億以上もするレクサスLFAがクラッシュ
ただでさえ全く生産が進んでおらず、そんな中で2024年モデルの詳細が明らかになって大変な状況なのに…
2020年9月にプロトタイプモデルが発表され、その約1年半後には日本市場向けの価格帯が判明し、同年7月にようやく発売となった、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。
日本国内ではバックオーダー数6,000台を突破しており、発売後僅か1か月以内で受注一旦停止となりました。
まだまだ納車が進んでいないフェアレディZ(RZ34)ですが、前回当ブログにて、ビッグマイナーチェンジ後”初”となる一部改良版に関する最新情報とグレード別価格帯をご紹介しました。
そんな希少性の高い個体が、アメリカ某所にてスプレー缶にて落書きされた姿が目撃され大きな話題となっています。
どうやらこれらは日産が所有するデモカーであり、後日スクラップ予定らしい
こちらが今回目撃された、イカズチイエロー×スーパーブラックルーフのフェアレディZ(RZ34)。
ボディ全体にスプレー缶で落書きされ、見るも無残な姿となっています。
実はこの車両、ユーザーに納車された個体に誰かが落書きしたものではなく、日産USAが所有するプロトタイプ(デモカー)とのことで、近日中に廃車となる一台なのだそう。
つまり、日産USA社員によって落書きされたものだそうですが(廃棄することを意味するため、意図的にスプレーで目立たせている?)、処理前のデモカーがこのような姿で目撃される例はちょっと珍しいところ。
デモカーに関しては、車種によって可能な限り部品を回収することが多いとは聞きますが、なぜフェアレディZ(RZ34)がここまで酷い姿になってしまったのかは不明であり、以前から廃車予定の車両に関しては、本モデルに限らず他の車種でも同様の落書きをしていたのかもしれません。
ちなみに上の個体は、北米市場向けでいえば上位グレードのPerformanceに位置付けられ、トランクスポイラーや19インチレイズ製鍛造アルミホイール、そしてレッドブレーキキャリパーを装着しています。
あともう少し細かく見ていくと、ディーラーオプションのマッドガードも装着されていますね。
こちらはディーラーオプションのマッドガードを装着していない新型フェアレディZ(RZ34)。
よりワイド&ローに見せる意味では、マッドガードの装着も中々に魅力的かも。
フェアレディZ(RZ34)だけでなくフロンティアの姿も!
実はこれ、フェアレディZ(RZ34)だけでなく、その隣のピックアップトラックのフロンティア(Frontier)にもスプレー缶による落書きが…どうやらこれらの車両も廃車予定とのこと。
なぜスプレーで落書き?海外カーメディアが日産USAに確認してみた!
念の為、海外カーメディアCARSCOOPSが日産USAの広報担当に問い合わせてみたところ、メーカーからは「日産は定期的に多くの第三者と協力して、会社および政府の規制に従って車両を廃棄しています。車両開発での使用目的が終了したら、量産前ユニットを廃棄するのが業界全体で一般的です」と回答しており、スプレー缶による落書きは「日産のサードパーティ開発車両実行者が担当している」とのこと。
今回SNSにて拡散された画像ですが、拡散当初は「なぜスプレーで落書きされたのか?」については一切触れていなかったため、画像だけを見たユーザーが「誰かが他人のフェアレディZ(RZ34)に落書きをした!これは犯罪だ!すぐに特定しろ!」といった書き込みも。
確かに何も説明が無ければ、悪質なイタズラ行為にしか見えないですし、長期間納車待ちのユーザーからすれば心が痛む画像であることは間違いないと思います。