日本での発売は?三菱が新型エクスフォースを世界初公開!実用性を重視したサイズ感で、コックピットはパジェロの3連メーターをオマージュ

待望のXFCコンセプトの量産モデル名は「エクスフォース(XFORCE)」

2023年7月31日、三菱のインドネシア法人であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシアが、新型XFCコンセプトの量産モデルをフライング公開しましたが、遂に同年8月10日に具体的な車名や内外装デザイン、そして詳細な主要諸元などを世界初公開しました。

今回、三菱がインドネシア国際オートショー2023にて世界初公開したのは、コンパクトSUVモデルとなる新型エクスフォース(XFORCE)で、生産元は前回の情報の通りミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア。

本モデルをインドネシアにて販売開始した後、ベトナムやフィリピンなど他のアセアン地域、南アジア、中南米、中東、アフリカにも順次展開を拡大する計画とのこと。

そのため、現時点では日本市場での市販化の可能性は低く、2023年8月10日時点でも特許庁に「エクスフォース」の商標は登録されていない状態です。


新型エクスフォースのエクステリアをチェックしていこう

こちらが今回、インドネシアにて世界初公開された新型エクスフォースのエクステリア。

XFCコンセプトのエクステリアをベースにしつつ、「Best-suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒)」をコンセプトとし、スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインを特長としています。

また、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立していて、さまざまな天候や路面において安全・安心の走破性を実現する、毎日の生活をワクワクさせてくれるコンパクトSUVとして販売される予定です。

ヘッドライトは「一目で三菱」とわかる”T”字型

改めて新型エクスフォースのエクステリアを見ていきましょう。

先述にもある通り、XFCコンセプトから大きく変更することなく、ボディ上部にはフロントのスリーダイヤからサイド、リヤへと連続的に繋がり、流れるような面と、浮いているような視覚効果を与えるフローティングルーフによってシルクのように滑らかな軽やかさを表現。

ヘッドライト意匠はかなり特徴的で、L字型LEDデイタイムランニングライトを採用しつつ、その直下には水平基調でスリット上のLEDライトを点灯することにより、”T”字型に光るような先進的なヘッドライトを採用。

三菱としては、ダイナミックシールド以外にも、「遠くからでも一目で三菱車と分かるアイコニックなデザイン」に仕上げたかったとのことで、ワイド感のあるスタンスを強調しているのもポイントです。

最低地上高はクラストップレベルの222mm

そしてボディ下部には、SUVらしい力強くソリッドなプロポーションで、クラストップレベルとなる最低地上高222mmを実現し、足もとには18インチの大径タイヤホイールを装着することで悪路走破性を確保し、更にフロント・リヤフェンダーには無塗装ブラックの樹脂モールディングを装着することで筋肉質なシルエットを表現し、アスリートのような敏捷性を表現。

フロントヘッドライトとの一体感を持たせたT字型テールランプ

ボディサイドは、彫刻的なフロント・リヤフェンダーモールやキャラクターラインによって、張りのある立体的な面構成にメリハリをつけ、SUVの逞しさや躍動感を表現。

リヤにおいても、フロント同様にT字型のLEDテールランプを採用し、ワイドで安定感のあるデザインを実現しています。

あと他の画像では分かりづらかったのですが、サイドシルの樹脂部分に、三菱のアイコンを連想させるひし形のエンボス加工も施されているんですね。

この辺りの芸の細かさは三菱としてはかなり珍しいのではないかと思います。

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