三菱の新型デリカミニの商品力は高い?ライバルのホンダ新型N-BOXよりも優れている点とは?なぜ軽自動車にロールサンシェードが装備されている?

早いもので、私の新型デリカミニも納車されて2か月以上が経過し、走行距離も2,600kmを突破

2023年6月に私に納車されて2か月以上が経過した、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

これまで本モデルに関する様々なポイントをインプレッションしてきましたが、今回は本モデルの商品力は高いのかどうか?をチェックしていきたいと思います。

2023年10月5日は、最大のライバルともいえるホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOX/N-BOX Customが発表される予定ですし、更に同月26日より開催予定のジャパンモビリティショー2023では、スズキのフルモデルチェンジ版・新型スペーシア(Suzuki New Spacia)/スペーシアカスタム(New Spacia Custom)/スペーシアギア(New Spacia Gear)が世界初公開との噂も浮上していますから、2023年は軽トールワゴンの発表ラッシュになりそうです。


デリカミニの顔つきは愛嬌があり、女性ユーザーからの支持も高いようだ

まずは新型デリカミニのデザインについて。

プラットフォームやエンジンは、既に生産・販売終了しているeKクロススペースがベースではあるものの、フロントマスクがランドローバー新型ディフェンダー(Land Rover New Defender)のようなU字型LEDポジションランプを採用し、更に三菱らしさを演出した武骨でオフロードチックな外観とダイナミックシールドグリルが、幅広い層から支持を得ることに。

もちろん、テレビCMには女優の水川あさみさんを起用したこと、イメージキャラクターとして登場した謎の犬?「デリ丸。」が登場したことも、デリカミニへの興味を強くするきっかけになったのではないかと思います(そういう意味では三菱の宣伝・PRはかなり上手い)。

私がいつもお世話になっている三菱ディーラーの情報によると、デリカミニの先行受注や、発売後の受注分をあわせても、全体の約40%が新規ユーザーであること、そして全体の約50%近くが女性ユーザーからの受注を獲得しているそうです。

新車購入を検討する上で、「まずはデザインが重要」であることをある意味証明してくれたモデルだと思いますが、これをきっかけに三菱が更に全国のユーザーから高い支持を得られることを期待したいところ。

私もデリカミニのオーナーとして、魅力的なポイントはできるだけ多くお伝えできればと思っています。

ロールサンシェードが装備されている

続いては、デリカミニにロールサンシェードが標準装備されていること。

昨今の軽自動車だけでなく、ミドルサイズミニバンや高級セダンでも採用されるようになってきたロールサンシェードですが、デリカミニでも後席用として装備されているのは有難いところ。

ちなみにこのロールサンシェード、「どうして軽自動車でも採用されているのか?」を実際に三菱ディーラーやホンダディーラー、そしてディーラー経由でメーカーの方にも確認していただいたところ、どうやらファミリーユースを考慮して、後席にチャイルドシートを装着して赤ちゃんや子供が座る際、子供に日差しができるだけ当たらないように考慮されているからなのだそう。

この点は軽自動車特有と言いますか、しっかりとユーザーに寄り添っているところはグッドポイントだと考えています。

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