三菱の新型デリカミニの商品力は高い?ライバルのホンダ新型N-BOXよりも優れている点とは?なぜ軽自動車にロールサンシェードが装備されている?

(続き)三菱の新型デリカミニの商品力は高いか?それとも高くないか?

引き続き、三菱の新型デリカミニの商品力についてチェックしていきましょう。

アダプティブハイビームシステム[AHS]がメーカーオプションとして設定されている

続いて新型デリカミニで「これは上手く考えたな」と思うのが、アダプティブハイビームシステム[AHS]をメーカーオプションに設定したこと。

しかも、最上位のターボモデルとなるT Premiumのみに”標準装備”ではなくメーカーオプションにすることで、他グレードとの差別化だけでなく、大幅な車両本体価格アップを抑えてきたところはグッドポイント。

ちなみに競合モデルで、2023年10月5日に発表予定となっているホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXでは、全グレードにおいてAHS(ホンダではアダプティブドライビングビームと呼ばれている)は設定されておらず、オートハイビーム止まりとなっていますが、AHSが搭載されていないからといって商品力低下の致命的なポイントになっている?といわれると微妙なところですし、個人的にはオートハイビームでも十分商品力は高いと考えています。

っというのも、AHSは諸刃の剣のような装備で、対向車や前方車両に対しても誤ってハイビームすることが多々あるため、それが原因で「煽り運転だ」と誤解を与えかねない余計な機能になってしまう恐れもありますから、個人的には絶対に装備してほしい機能だと思っていないのが正直なところです。


LEDフォグランプは標準装備

最後は、LEDフロントフォグランプが標準装備されていること。

LEDフロントフォグランプは元々、大雨や濃霧などの視界が悪いときに視認性を向上させるための機能。

これをLED化することによって、視界の悪い状況でもより明るく視認性を向上させるため、個人的にはLEDフォグランプの標準化は大歓迎。

しかしながら、新型N-BOXでは上位グレードのカスタムターボ(Custom Turbo)であっても、ディーラーオプションとして販売されているんですね。

もちろん、搭載不可能ではなく「ディーラーオプションとして選択肢がある」だけでも十分なことではありますが、LEDフロントフォグランプの本体価格だけで57,200円(税込み)ですから、価格のインパクトは結構大きく感じるかもしれません。

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