こんなことがあった。グーグルマップを見ていたら「道路脇にデロリアンDMC-12が放置されている」のを発見!亡きデザイナーをモチーフにしたビッツァリーニ新型ジョットが世界初公開

謎モデルとなるビッツァリーニ新型ジョットとは一体?

続いては、イタリアのビッツァリーニブランドより、謎の新世代ハイパーGTモデルとなる新型ジョット(Bizzarrini New Giotto)が世界初公開されました。

このモデルは、ジョルジェット・ジウジアーロと、その息子であるファブリツィオがデザインしたエクステリアデザイン。

どことなくピニンファリーナデザインのアイコンを踏襲しているようにも見えますが、実はこのモデルをデザインした人物は、初代のランボルギーニモデルやフェラーリ250GTOの開発者でもあるジョット・ピッツァリーニのデザインしたものをトリビュートした、いわば後継モデルという形で公開され、将来的に市販化する計画があるそうです。


エコな時代に反する大排気量V12エンジンを搭載

こうしたモデルを見ると、「どうせピニンファリーナ・バッティスタのように電気自動車なんでしょ?」と思われる方も多いと思いますが、ご安心ください、純粋なV型12気筒自然吸気エンジンを搭載します。

具体的には、排気量6,626cc(6.6L) コスワース製V型12気筒自然吸気エンジンを搭載するそうですが、この排気量に設定した理由は、ジョット・ビッツァリーニの誕生日が1926年6月6日だったため、この誕生日にちなんで特別に製造されたエンジンなのだそう。

コスワース製エンジンともなると、高回転型で強力ながらも、ハイブリッドシステムを採用しないと騒音規制や排ガス規制をクリアできないのでは?という疑問もあるかと思いますが、ビッツァリーニ曰く、どうやら排ガス規制や騒音規制をクリアできるように特別に設計されたそうです。

ただ、具体的なスペックまでは記載されていないものの、トランスミッションは8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を搭載し、駆動方式は明らかになっていません。

デザインに関しては、空力特性を最適化するためにボディに細心の注意を払って作られているため、単に美しいだけでなくトータルパフォーマンスも高めているのだそう。

そのために、F1由来のディヘドラル・フロントスプリッターやリアディフューザーが設けられ、初期のビッツァリーニモデルを忠実に再現しているところもポイント。

この他にも、デュアルボンネットベントや三角形のBピラー、ラップアラウンド・リアウィンドウスクリーンなども採用されているため、新世代の技術のなかに旧世代の技術を上手くミックスしたレトロフューチャーな一台となるようです。

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Reference:Reddit, motor1.com①