車1台分だけで異常な維持費(税金)がかかるシンガポールにて、日産スカイラインGT-Rやパガーニ・ウアイラ、ラ・フェラーリを所有するクレイジーコレクターが存在した!

シンガポールでは、どんな車であっても1,000万円以上のイニシャルコストがかかる

以前、公共交通機関の利用を推奨するシンガポールにて、自動車1台(コンパクトカーであってもスーパーカーであっても…)購入するためには、以下の税金が発生し、更にオークション形式にて車両所有権証書(COE)を購入する必要があり、その金額が日本円にして約1,800万円の支払いが必要となります。

◇車両本体価格(OMV)

◇車両所有権証書(COE)

◇追加登録料(ARF):本体価格の100%

◇関税(Excise Duty):本体価格の20%

◇消費税(GST):本体価格+関税の7%

◇車両登録料(Registration fee)

◇ディ―ラー手数料

更に、この車両所有権証書(COE)の有効期限は僅か10年と短く、その都度COEの更新費用を支払う必要があるんですね。

車を購入するだけで異常な税金支払いが科されるシンガポールですが、「シンガポールの中でもトップクラスのスーパーカー/スポーツカーコレクターが存在する」として話題となっています。


国産スポーツカーを愛するシンガポールの大富豪

こちらが今回、シンガポールのとある高級住宅に並べられたスポーツカーたち。

シンガポールでは、こうした多くの車たちを所有するオーナーたちのことを「クレイジー・リッチ・アジア」と名付けていて、公共交通機関を推奨している国であっても、常に自動車文化の良さをアピールしているコレクターでもあるようです。

そしてこれらの車両を撮影したのは、アメリカ・ロサンゼルスを拠点とする有名なカーフォトグラファーのラリー・チェン氏。

一番最初に訪問したのは、ダレン・オング氏という国産スポーツカー好きの人物で、WRCチャンピオンのトミー・マキネンの全盛期に遡る、すっきりとしたマルボロ風カラーの三菱ランサーエボリューション(Mitsubishi Lancer Evolution)が展示されています。

この他にも、日産スカイラインGT-R R34(Nissan SKYLINE GT-R)/GT-R R35や第五世代のホンダ・シビック(Honda Civic)、トヨタAE86といった日本でも高値で取引されているJDMスポーツカーが多数並べられています。

もちろん、同氏はホンダ初代NSXも所有しているとのことですが、それら全てが新品同様の美しさを維持しているのも凄いところ。

これら全てを維持するだけでも大変だとは思いますが、バッテリー上がりもなく常にコンディション良好にし続けているのも驚きです。

シンガポールには、更に規格外のトップコレクターが存在した

続いてラリー・チェン氏が訪問したのは、先程のJDMスポーツカーよりも更に高額なエキゾチックカーをコレクションする豪邸へ。

これらのクルマを所有するのは、スティーブンという人物で、パガーニ・クラブの非常に重要な人物なのだそう。

既に入口からとんでもない車が並べられていて、まさかラ・フェラーリやパガーニ・ゾンダでので出迎えになるとは…

果たしてこれらのモデル以外にもどのようなスーパーカー/ハイパーカーが並べられているのでしょうか?

2ページ目:世界に1台しか存在しないアイアンマンカラーのGT-R R35や、世界限定5台のウアイラ・チンクエの姿も?