フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴが2023年10月25日にデビュー予定との噂!更に2023年9月28日時点での最新工場出荷目途一覧を更新
但し発売時期は2024年以降が濃厚のようだ
当初の計画では、2023年7月に既に発売されていたであろうダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ(Daihatsu New Move)。
ダイハツの主力モデルとなっているロッキーHEV(Daihatsu New Rocky HEV)の認証試験不正問題により、2023年10月4日時点でも生産・出荷・販売停止となっているため、この影響を受けて新型ムーヴの販売時期も延期となりました。
先日、私がいつもお世話になっているダイハツディーラーに取材させていただいたところ、どうやら新型ムーヴの2023年内販売の可能性は限りなく低いそうで、2024年2月以降の発売が濃厚とのこと。
一方で、2023年10月25日のプレスデーより開催予定となっているジャパンモビリティショー2023にて、新型ムーヴの実車が出展される可能性が高いとのことです。
ダイハツとしては一日も早く新型ムーヴを販売したいと思うが…
こちらが2023年7月に発売予定だった新型ムーヴ。
既に生産・販売終了している現行ムーヴ/ムーヴカスタムと大きく異なるポイントとしては、カスタムグレードの廃止による一本化(おそらくノーマルボディがムーヴキャンバス、エアロボディがムーヴという立ち位置?)や、後席スライドドアの採用がメインで、おそらくは昨今の軽自動車市場のトレンドを鑑みての反映だと予想されます。
ただ、このムーヴに採用されている技術の一部には、ロッキーHEVからの流用である可能性も含まれているそうで、その関係で認証試験をクリアできていないのでは?という見方もあるようです。
ダイハツは、具体的にどういった不正行為を行ったのか?
なお参考までに、今回発覚したロッキーHEVの不正行為となるポール側面衝突試験(UN-R135)では、左右の試験を実施する必要があり、その試験データの提出が必要になります。
今回、助手席側(左)は立会いのもと試験を実施しましたが、運転席側は右側の社内試験データを提出すべきところ、左側のデータを提出してしまったとのこと。
この不正行為に対し、ダイハツは「今後の対応などについては、現在確認中のため、改めてご報告させていただきます」とプレスリリースにて報告していますが、なぜ「運転席側は右側の社内試験データを提出すべきところ、左側のデータを提出してしまった」のか、その経緯も気になる所ですし、それを指揮した人物もいるはずですから、今後その詳細を明らかにしてほしいところ(ダイハツとしても問題となっている”膿を全て出し切る”姿勢ではあるようだ)。
ここまで認証試験のクリアが難しいともなると、今後不安なところも…?
ここで一つ気になるのは、2023年5月時点で不正認証試験の原因が明らかになっているにも関わらず、なぜ5か月近くも時間がかかって解決に至っていないのか?ということ。
根本的に試験がクリアできないような設計だったのかは不明ですが、仮に再設計・再試験が必要ともなると、その開発費やコストも膨大になるでしょうから、当初明らかとなった以下のグレード別価格帯から大幅な値上げにならないことを祈るばかりです(仮に値上げしていた場合、材料費や物流コストの高騰という理由付けになりそうですが…)。
【(2024年)新型ムーヴのグレード別概算価格一覧】
[自然吸気系]
◇L:[2WD]1,292,500円/[4WD]1,416,700円
◇X:[2WD]1,419,000円/[4WD]1,543,200円
◇G:[2WD]1,633,500円/[4WD]1,757,700円
[ターボ系]
◇RS:[2WD]1,809,500円/[4WD]1,933,700万円