トヨタ車体がJMS向けに新型ハイエースBEVや新型ヴェルファイア・スペーシャスラウンジなどを発表へ!更にTJクルーズを彷彿とさせる謎のクロスバンも?

(続き)トヨタ車体が出展するコンセプトモデルをチェックしていこう

引き続き、トヨタ車体が出展するコンセプトモデルたちをチェックしていきましょう。

③ヴェルファイア・スペーシャスラウンジコンセプト(VELLFIRE Spaciaous Lounge Concept)

続いては、2023年6月21日に発表・発売されたフルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアをベースにした最上級グレードとなるヴェルファイア・スペーシャスラウンジコンセプト。

ボディサイズは、全長4,955mm×全幅1,850mm×全高1,945mm、ホイールベース3,000mmで、乗車定員は僅か4名のみとなります。

このコンセプトは、既に市販化されているEXECUTIVE LOUNGE(エグゼクティブ・ラウンジ)よりも更に豪華な仕様で、先代アルファードにて国内(しかも関東のみ)限定で販売されたスペーシャスラウンジから取られた名称になります。

トヨタ車体は、今回のモデルについて「4席だけの大空間で快適に過ごしていただけるおもてなし装備・機能を備えた、最上級ミニバン」と語っており、おそらく2024年以降に販売されるであろうロイヤルラウンジ/スペーシャスラウンジにつなげるコンセプトカーだと考えられます。

この他の特徴については以下の通り。

◇ショーファーからレジャーユースまで幅広いニーズに対応

◇座り⼼地を追求した専用のリヤシート、⾜元は7人乗りに⽐べ約500mm広いスペースを確保。鞄が置ける

◇フロアトレイや冷蔵庫も設置

◇多忙なビジネスマンの移動中、⾞内で執務や WEB 会議も快適にできるテーブルや各部に電源を装備

◇前席との間には間仕切りカーテンを設定しプライバシーを確保

◇リヤシートのヘッドレストにはスピーカーを内蔵、移動時間を臨場感溢れる⾳楽で⼼から寛げる時間に

◇専用絨毯で、スイートルームのような高級感あふれる大空間を創出

◇ラゲージには専用のハンガーバーを装備し、移動先に合わせた着替えも可能


④初代ハイエース

最後は、コンセプトカーではなく実際に市販化された初代ハイエースのデリバリーバン9人乗り仕様をレストアしたもの。

ボディサイズは、全長4,305mm×全幅1,690mm×全高1,890mm、ホイールベース2,350mmと、現代のミニバンに比べるととてもコンパクトで、パワートレインは排気量1.6Lエンジン、トランスミッションは4速MTを搭載。

本モデルについて、トヨタ車体は「もっと便利に、もっと快適に。」をテーマに、1967年にクルマの可能性を広げるバンの先駆けとなった新しい形の商用⾞ハイエースのレストア⾞と出展するとのこと。

また、物を運ぶのはトラックだった時代に、屋根のあるトラックとして、乗用⾞と同じ機能をもったクルマとして、当時の⽣活感覚にぴったりした人間本位の商用⾞だったことを、改めて再確認する意味でも、今回の出展が後の次世代モデルにつなげられる良いきっかけになるのではないかと予想されます。

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Reference:トヨタ車体