ホイールが三角形?!日産がJMS向けに奇想天外ともいえる新型ハイパーパンク・コンセプトを公開!ここまでサイバーパンクな乗り物を日産がデザインするとは…

実車化は難しいにしても、日産はこういった奇を衒うコンセプトカーを発表してくるから面白い

2023年10月25日のプレスデーより開催のジャパンモビリティショー2023にて、日産が新世代コンセプトカー4車種を発表することを明らかにしましたが、同月19日で最後の第四弾となるコンセプトカーが発表され、これでようやく全てが揃いました。

◇ハイパーアーバン・コンセプト(NISSAN HYPER URBAN Concept)

◇ハイパーアドベンチャー・コンセプト(NISSAN HYPER ADVENTURE Concept)

◇ハイパーツアラー・コンセプト(NISSAN HYPER TOURER Concept)

[NEW]ハイパーパンク・コンセプト(NISSAN HYPER PUNK Concept)

第三弾として発表された新型ハイパーツアラーは、同社のラージサイズミニバンとなる次期エルグランド(New ELGRAND, E53)を彷彿とさせるコンセプトカーとして期待されましたが、今回のハイパーパンクはどのようなモデルなのでしょうか?


まさにサイバーパンクなクロスオーバー!筋肉質ともいえる新型ハイパーパンク

こちらが今回、日産が第四弾として発表した新型ハイパーパンク・コンセプト。

コンセプトモデルとはいえ、ここまでサイバーパンクでプレスラインを複雑に演出した筋肉質なモデルは珍しく、最近の日産は「かなり攻めてきたな」という印象で、まさに第四弾に相応しい非現実的なデザイン。

改めてハイパーパンクのエクステリアを見ていきましょう。

前衛的でスタイリッシュなデザインに包まれた本モデルですが、日産によると「コンテンツクリエイターやインフルエンサー、アーティストを始めとするスタイルとイノベーションを重視するユーザーが、自己表現と創造性を高めることができるコンパクトクロスオーバーEV」と説明。

まさに個性全開ともいえるコンセプトカーなのですが、多様性が求められる時代だからこそ、日産はその先駆けとしてこのようなコンセプトカーを発表してきたのかもしれません。

見た目からして「やっちゃえ日産」感が伝わってくる

リヤエンドもかなり個性的で、既に市販化されているピュアEVクロスオーバーの新型アリア(New Ariya)を彷彿とさせるセンター直結式一文字テールランプや、まるでファイタージェットを彷彿とさせるデルタ形状のマフラー風LEDなど、その一つ一つが個性的で「やっちゃえ日産」感が伝わってきます。

また日産は、車内で過ごす時間を”よりクリエイティブなもの”にするコネクティビティ技術が、クルマの中での制作活動やクリエイターとのコラボレーションを可能とし、バーチャルとリアルの世界、クルマの中と外がシームレスにつながるような、これまでの社会を大きく変化させる接続社会を実現する一台に仕上げていく車なのだそう。

ホイールスポークをLEDで表現するという斬新な発想

そしてその個性は足元のタイヤアルミホイールにも活かされていて、真円のアルミホイールに対し、ユニークな錯覚を引き起こす立体的なデルタLEDライトを搭載するという発想にも驚き。

ある意味、このような個性的なカスタマイズ?は自動車メーカーでは実現できていないようにも感じられますし、そもそも「ホイールにLEDデイライト」という発想も無かったので、もしかすると「ホイールスポークをLEDで表現する時代」が、いつかこのクルマ社会でも実現するのかもしれません。

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