これはヤバイ…ヴェイルサイド仕様の日産の新型フェアレディZ(RZ34)が「5,000万円」にて販売中!更に米では正規販売店が新型Z NISMOを約2,300万円にて転売中!
フェアレディZは「ちょっと頑張れば買えるスポーツカー」から「手の届かないスポーツカー」になってしまった
日本市場にて2023年8月に発表された、ビッグマイナーチェンジ後”初”となる一部改良を果たした日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。
日産公式は具体的な数字は敢えて公表していませんが、併せて日本限定1,200台のみ&特別仕様車の新型フェアレディZニスモ(New Fairlady Z NISMO, RZ34)を発表し、その価格帯は9,200,400円(税込み)であることもお伝えしました。
そんなハイパフォーマンスモデルとなるフェアレディZニスモが、アメリカ市場でも発表・発売されたわけですが、何と早くも新車価格の2倍以上にて高額転売されていることが明らかとなりました。
そして大手中古車サイト・カーセンサーは、何とヴェイルサイド仕様の新型フェアレディZ(RZ34)のコンプリートカーが、とんでもない金額にて販売されています。
しかも販売元は正規日産ディーラー
SNS FACEBOOKにて、「早くも日産ディーラーでマークアップ(プレミア価値)付きのフェアレディZニスモが転売されている!」との投稿があり、その内容が大きく注目されていますが、記載にもある通り、何とも販売元はアメリカ・カリフォルニアにある正規日産ディーラーのエルモンテ日産。
正規販売店がマークアップを付けて高額転売する例は、ファレディZに限らず様々なメーカー車両でも起きていることなので、決して今に始まったことではないのですが、日本国内であれば間違いなく叩かれる内容。
実際のところ、新車価格に対してどれだけプレミア価値を上乗せして販売しているのか見ていきましょう。
新車価格の2倍以上で、GT-R R35よりも高額な約2,300万円!
こちらが実際にFACEBOOKに投稿された簡易的なプライスリスト(NISMOではなくNIZMOと誤表記しているのは、ある意味センスを感じる)。
アメリカでの新車販売価格が68,500ドル(日本円に換算して約1,026万円)なのに対し、何と今回マークアップが上乗せされた金額は89,995ドル(日本円に換算して約1,350万円)。
つまり、正規日産ディーラーが販売する価格は158,495ドル(日本円に換算して約2,376万円)と、新車価格の2倍以上になるんですね。
何とも強烈な価格設定ではありますが、そもそもこの価格帯で購入するユーザーが存在するのだろうか?という疑問もありますし、日産のフラッグシップスポーツモデルでお馴染みとなるGT-R R35を上回る価格帯を持つため、果たしてそれだけの価値があるのだろうか?と疑問に思う所。
本格的な納車が進んでいないなかでの高額転売はやりきれない
ちなみにボディカラーは、NISMOのイメージカラーにもなっているステルスグレーで、基本的にディーラーオプションなどの設定は無いとのこと。
そもそもこのモデル、エルモンテ日産にて納車されたデモカーなのか、はたまたユーザーが購入した後にすぐにディーラーに委託したのかは不明ですが、全く納車が進んでおらず、これからようやくユーザー向けに納車が進められるであろうNISMOがいきなりこれだけ高額値で転売されれば、納車待ちにしているユーザーからすると何とも言えない気持ちになりそうですね。
フェアレディZニスモは、アメリカでの具体的な販売台数は明らかになっていないものの、日本市場向けに比べて生産台数が多く設定されているとの情報もありますが、実際のところは不明。
パワートレインも、標準車と同じ排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力405ps → 420ps/6,400rpm、最大トルク475Nm → 520Nm/2,000rpm~5,200rpmとパフォーマンスアップしたものの、当初噂されていた最高出力500psには程遠い内容です。
なおトランスミッションは、標準車だと6速MT/9速ATの2種類をラインナップするものの、NISMOは9速ATの一択のみとなっています。
2ページ目:日本の大手中古車サイト・カーセンサーに、とんでもない金額にて提示されたヴェイルサイド仕様の新型フェアレディZ(RZ34)が登場!