トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアの「納期が最大5年」との噂→実際に販売店に聞いてみた。更にアルヴェルとは異なるラグジュアリー大型バンが2024年秋デビューとの噂も

「納期5年」という回答はメーカーから?それとも単なる憶測?

2023年6月に発表・発売されて4か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE, 40系)。

既に当ブログでもお伝えしている通り、2024年8月までの最初の1年間の生産枠(約10万台)はほぼほぼ完売しているため、追加の受注などを受け付けていない(受注停止している)ディーラーが多いかと思います。

2024年9月以降の受注分や納期に関しては、未だ具体的な情報は展開されておらず、あくまでも推測の域でしかありませんが、仮に受注可能であっても(2024年8月以降から)1年~2年はかかるのではないか?との見方があるようです。

しかしながら、この新型アルヴェルに関して「最大5年の納期がかかる」という謎の記事が公開されていますが、本当に「5年もかかるのか?」いつもお世話になっているトヨタディーラーにて取材してきました。


販売点「そもそも5年という回答はメーカーからも無く、J-SLIMでもそのような回答は出せない」

今回、この衝撃的な長納期について記事を公開しているのは、国内自動車情報誌ベストカーさんで、短い内容ではありますが、以下のようにまとめています。

新型アルファード/ヴェルファイアの納期が、最大5年待ちの状況になっています。

オーダーが集中し過ぎているためで、一時的に受注を中止していた販売店もありましたが、現在は再開しているようです。

しかしながら、納期は長いと5年待ちとなる可能性もあるようなのです。

via:Bestcar

確かにアルヴェルの全国のバックオーダーはまだまだ残っている一方ですし、発売後すぐに注文していても「いつ納車されるかわからない」状況です。

しかしながら、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、「メーカーからは2024年8月までの納期回答しかなく、2024年9月以降の枠については一切話が来ていない。納期最大5年という根拠はどこからなのだろうか?」「新型プリウスより採用された納期情報の共有化システムJ-SLIM(ジェイ・スリム)でも、納期最大5年という回答は表示されていない」など、ベストカーさんが記載している納期情報やエビデンスは全く見当たらないとのことでした。

「最大5年」という情報は”予想”で語っている可能性が高い?

そう考えると、ベストカーさんが断言している「最大5年の納期」というのは、ディーラーやメーカーからの情報に基づいたものではなく、「これだけアルファード/ヴェルファイアの人気が高ければ、納期5年ぐらいになってもおかしくないだろう」だとか、「新型ランドクルーザー300の納期回答が4年ぐらいだったため、アルファード/ヴェルファイアはそれらを超える受注数であることから、+1年ぐらいは余分目に見てもおかしくないだろう」という判断から生まれた”予想”なのかもしれません。

ベストカーさんの記事を確認してもお分かりの通り、納期情報については「販売店やメーカーから確認した」という記載が無いため、もしかすると筆者の”受注状況から予想する感覚的なもの”かもしれません。

これらの情報を参考にすべきかどうかで考えると、そのまま参考・鵜呑みにするのは危険かもしれませんし、これから本格的にアルヴェルの購入を検討されている方は、まずは最寄りのトヨタディーラーにて状況を確認した方が最も確実だと考えられます。

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