こんなことがあった。日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)で夜間の山間部を走行→小雨で視界が悪いなかで小熊の集団に遭遇→アダプティブLEDが無かったら大変なことに?

納車11か月を迎える直前に、危うく子熊集団を轢いてしまうところだった

2022年12月に私に納車されて11か月が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

早いもので、あと1か月も経過すれば納車後1年が経過することになるわけですが、11か月を迎える前に、かなりヒヤヒヤした現場に遭遇してしまったんですね。

その日は、たまたまエクストレイル(T33)にて夜間時に往復200kmほどの長距離移動があり、その道中が山間部だったのですが、小雨もパラパラと降り出して視界もそこまで良くなかったんですね。

天候が良い日は、アダプティブLEDヘッドライトを活用し、LEDフロントフォグランプはほとんど使用しないのですが、その日は小雨だったのでフォグランプも点灯することに。

しばらく信号の無い、少し狭い山道(山道といってもアスファルトのある県道)を走行していたのですが、何と道路の目の前に子熊の集団が飛び出して来たんですね。


こんな時にアダプティブLEDヘッドライトとフォグランプが役に立つとは…

夜間の狭い山道で、おまけに走行車線も反対車線も他の車両が全く走っていなかったため、40km/h程度で走行していたのですが(速度標識も40km/h)、街灯なども無く、おまけに小雨で視界もそこまで良くなかったので、アダプティブLEDヘッドライトによる広範囲の照射が役に立つことに。

更にLEDフロントフォグランプで手前の地面が明確にわかるため、マンホールや路面の凹凸も把握できて安心していました。

っが、そのとき!

自車の目の前に、突如として子熊集団3頭が道路に飛び込んできたんですね。

子熊集団は、勢いよく四つん這いで走りながら、私と同じ進行方向へ…

「あの、その道私も走るんですけど…」と思いながらも、もしかすると近くに親熊がいるかもしれないため、下手に近づきすぎないように距離を置きながら徐行することに。

アダプティブLEDヘッドライトが子熊集団に照射

そしてここで驚いたのは、アダプティブLEDヘッドライトが”モロ”に子熊3頭に照射していること。

これが良いのか悪いのかはよくわからないのですが(むしろ刺激を与えてしまっているような…)、子熊たちは更に勢いを増して反対車線側に向かって走りだし、そのまま森林に向かって逃げていきました。

結果的にエクストレイル(T33)に顔を向けることなく、特に近づいてくることもなく逃げるように森の中へ消えていったので良かったのですが、そもそもアダプティブLEDヘッドライトのフレキシブルで広範囲な照射が無ければ、道路に飛び込んできた子熊たちに気付くことなく衝突 → 轢いていたかもしれませんし、色々と最悪なことを想定すると「ゾッ」としたり…もしかしたら親熊と遭遇していたかもしれません。

LEDフロントフォグランプを点灯していなかったら、手前の小枝を踏んでいたかも…

あと、子熊集団が進行方向に向かって走っているとき、エクストレイル(T33)の2mほど前に紅葉の落ち葉と共に小枝が多数落ちていたんですね。

これもLEDフォグランプが無ければ見落としていたかもしれませんし、避けずにそのまま小枝を踏んでいたら、枝がへし折れるような音に反応して、子熊がこちらに近づいていたかもしれません(あくまでも私の勝手な推測ですが…)。

2ページ目:予防安全装備やドライビングサポートは、動物との接触を避ける重要なツールにもなっている?