結局いつまで使えるの?フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWERルキシオンのプロパイロット2.0が「納車後6か月」経過しても使用できる件

まさか日産メーカーの回答が「誤り」だったとは…

2023年4月に私に納車されて6か月以上が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POEWR LUXION, C28)[2WD]。

走行距離はまだ3,700kmほどとそこまで距離は伸びていないのですが、先日「ハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0ってまだ使えるのだろうか?」と気になり、高速道路で早速試してみることに。

結果としては「納車後半年が経過しても、プロパイロット(ProPilot)2.0は使用できた」のですが、日産メーカーが回答していた「新車登録後1か月間のお試しキャンペーンだけ使用できる」という情報は「誤り」だったことが判明したわけですが、結局いつまで利用できるのかは不明ということに。


相変らずプロパイロット2.0はよく出来た先進装備だと思う

こちらが今回、納車後6か月経過して高速道路にて検証したプロパイロット(ProPilot)2.0。

画像でも確認できる通り、プロパイロット2.0専用カラーとなるブルー(ハンズオフ可能を意味)に変更されていることが確認できます。
※従来のプロパイロット1.0~1.5はグリーンカラー

そして、プロパイロット2.0稼働中のドライビングサポート精度は相変わらず優秀で、前方車両との車間調整(自車減速)や、急こう配の下り坂においても、回生ブレーキをうまく活用しつつ、フットブレーキを踏んでブレーキランプを点灯させるような減速でないところもグッド。

特に勾配キツメの下り坂になると、ホンダのアダプティブクルーズコントロール[ACC]の場合だとフットブレーキを多用して”パカパカ”とブレーキランプを点灯させることが非常に多いため、下り坂のときだけACCをキャンセル → アクセルOFFで下っていくことが多いのですが、日産のプロパイロット技術の場合は、そういった無駄な減速をしないところは他メーカーが見習うべきところだと考えています。

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結局、プロパイロット2.0の「1か月お試しキャンペーン」とは何だったのか?

今回、納車後6か月が経過してもプロパイロット2.0が使用可能であることが分かり、改めて思うのは「結局メーカーが回答していた、新車登録後1か月間はプロパイロット2.0がお試しキャンペーンで使用できる」という回答は何だったのか?ということ。

これは前回も私が勝手に予想していたことなのですが、「新車登録後から最初の1か月間は、Nissan CONNECTの年会費を支払わなくても、高精度地図を最新の状態にしたまま、プロパイロット2.0が活用できる」という意味で、その後は「年会費を支払わないと高精度地図更新は出来ず、新車登録後1か月経過したときのままの地図の状態でプロパイロット2.0を使い続けることになる」という解釈なのですが、これについても日産ディーラー経由でメーカーに確認しても「全く返答は無し」。

車両総額に加えて、余計な出費無しでプロパイロット2.0が使用できるのは嬉しい誤算だった

結果的には、いつどんなときでも(走行時の条件が合えば)プロパイロット2.0が活用できるということになりますし、車両総額550万円近くも支払って「プロパイロット2.0を無償で使用できるのが1か月間のみ」というのもあまりに割に合わないですから、そういった意味では、今回身銭を切って検証できて本当に良かったと思っていますし、嬉しい誤算でもあります。

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