【価格は日本円で約688万円】一部改良版・トヨタ新型ランドクルーザー70が中東で一足早く発売!コンパクトな2ドアながらもV6エンジン搭載へ

日本市場向けは2023年11月29日!1日早く中東市場向けが発売!

2023年11月29日、約10年ぶりに日本市場向けとなる一部改良版・トヨタ新型ランドクルーザー70(Toyota New Land Cruiser 70)が発表される予定ですが、今回1日早い28日に、中東(UAE)市場向けとなるランドクルーザー70が発表・発売されました。

2024年で「生誕40周年」を迎えることとなる70系ランドクルーザーですが、今回の一部改良により、ヘッドライト意匠や安全装備の強化、更に現代の法規制に準拠した一台としてラインナップされます。

まるで歯車のような丸形LEDデイライトを搭載する70系ランドクルーザーは、既にオーストラリア市場向けが発表されていますが、スタンダードなバンタイプで2ドアスタイルは(厳密には3ドア)、中東市場向けが初めてとなります。


レトロスタイルでながらも、現代要素を取り込んだ中東向け新型ランドクルーザー70を見ていこう

こちらが今回発表された、中東市場向けとなる新型ランドクルーザー70。

日本市場向けは後席用ドア付きとなる4ドアタイプのみをラインナップしますが(あとフロントフード付近にガッツミラーを装着)、中東市場向けは2ドアタイプのみをラインナップ。

本モデルは、ランドクルーザー71として販売される予定で、ホイールベースは兄弟車となる5ドアモデルよりも420mm短い2,310mmの「ショートホイールベース」。

上の画像は、イメージカラーになっているベージュですが、この他にもシルバーやホワイト、グレーといった全4色のボディカラーをラインナップします。

40年前に発売された当初から受け継がれるフレーム式のプラットフォームを継続

プラットフォームベースは、本モデルが発売された当初から受け継がれてきたフレーム式を継続採用し、トヨタは長年にわたって剛性向上や高強度化、軽量化等のアップデートを繰り返してきました。

エクステリアに関しては、歯車デザインの丸形LEDデイタイムランニングライトとLEDヘッドライトが搭載され、フロントグリル中央には”TOYOTA”のレタリングバッジを貼付。

足もとには16インチアルミホイールを装着し、タイヤサイズは265/70 R16インチと肉厚。

燃料タンク容量は90Lとのことで、新型ランドクルーザー300やレクサス新型LX600の80Lよりも+10L多めの設定となっています。

インテリアもデザインキープしながら、現代的な要素をナチュラルに盛り込む

続いてインテリアを見ていきましょう。

センターインパネには、9インチのインフォテインメントシステムが採用され、USBポート等のさまざまな現代的な機能が標準装備されています(多機能スイッチ付ステアリングホイールも充実)。

メーターデザインに関しても、日本市場向け同様に4.2インチのTFTマルチカラーを搭載しながらも、アナログメーターももちろん健在(40系から踏襲された台形モチーフのメーターも)。

違和感はあるが安全装備も充実

安全装備においては、デュアルフロントエアバッグやABS、ヒルスタートアシスト、タイヤ空気圧警告システムが搭載され、予防安全装備Toyota Safety Senseは、車線逸脱警報やブレーキアシスト、そしてプリクラッシュシステムも備えているため、悪路を走破するためのオフロードカーに安全装備が充実しているのはちょっと違和感があるものの、これも時代の流れなので致し方ないところ。

あとシート表皮は合成皮革で、タンカラーとかなり渋い色合いは日本市場向けにも導入してほしい所ですね(レクサス新型LX600のヘーゼルとは色味が異なる)。

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