【世界初?】トヨタGRヤリスに三菱ランサーエボリューションⅩのエンジンをスワップしたモンスターマシンが登場!限定200台の新型GRカローラがNASAのペースカーに
GRヤリスにランエボⅩのエンジンをスワップした例は初めてかもしれない
トヨタのハイパフォーマンス&ホットハッチモデルでお馴染みとなるGRヤリス(Toyota GR Yaris)。
過去これまで、様々なカスタマイズモデルや改造・チューニングモデルが登場してきましたが、今回はおそらく世界初となるであろう三菱ランサーエボリューションⅩ(Mitsubishi Lancer Evolution Ⅹ)のエンジンをスワップした改造モデルが登場。
まるでフルノーマルのGRヤリスでは”ラリーに十分対応できていない”ことをアピールするかのような改造モデルですが(ちょっと皮肉?)、早速どのような仕様に仕上げられているのかチェックしていきましょう。
一見するとエクステリアに力をGRヤリスにも見えるが…
こちらが今回、ポーランドを拠点とするチューナーのDytko Sportによって改造されたトヨタGRヤリ”プロト(PROTO)”。
ボディカラーは純正のエモーショナルレッドⅡで、ブラックルーフも基本的には純正ベースながらも、ところどころにブラックアクセントの空力パーツが採用されています。
一見すると、GRヤリスの高出力ターボエンジンと四輪駆動[GR-Four]システムはそのまま?のようにも見えますが、Dytko Sportは「更に過激なラリーマシンを作りたい」という想いから、エンジンスワップに踏み切ったと云います。
モータースポーツのイベントにも参戦予定!
ちなみにこのショップでは、ランサーエボリューションのパワートレインを他車種に交換することを専門とするそうで、今回のGRヤリスが最新作になるとのこと。
そしてこのモデルは、ラリードライバーであるクバ・グレグワ選手のために作られたそうで、ランサーエボリューションのアーキテクチャをベースにした全く新しいドライブトレインを備えているそうです。
上の画像にもある通り、ランサーエボリューションXの4B11Tターボチャージャー付き直列4気筒エンジンが搭載され、ドレンスが製造した6速シーケンシャルトランスミッションと組合わせられています。
どちらかの車軸のドレンス・ディファレンシャルに動力を送り、最高出力は1,000hp以上を発揮するとのことで、GRヤリスのカタログ値でもある268hpの4倍以上と強烈。
内装は必要なところだけ交換しているようだ
車内も改造されていて、運転席のメーターやステアリング、シート、センターシフトなどが変更されています。
もう少し具体的に見ていくと、FIA仕様のロールケージやOMPレーシングシート、ハーネス、カーボンファイバードアパネル、消火システムを装備。
あとはオリジナルのシフター機構や、デジタルゲージクラスタースクリーン、専用のアルカンターラ巻きとなるステアリングホイールが装着され、軽量化に徹したインテリアという感じではなく、純正を活かしつつも変えるべきポイントだけに力を注ぎこんだという印象を受けます。
なお今回公開されたモデルに関しては、現時点でどのラリーイベントにて使用されるかは明らかにないっていないものの、Dytko SportのFacebookページを見ていくと、欧州を中心としたモータースポーツイベントに参戦していることが確認できたため、もしかすると近日中にもイベントに登場するかもしれませんね。