【衝撃の事実】ロールスロイスの正規パーツ代が約36万円なのに対し、BMWから流用可能なパーツだと約2.3万円で交換可能なことが発覚!約16分の1の節約術を見抜いたオーナーが話題に

オーナーが人柱になって節約術を共有できるのも、ネット情報の魅力の一つなのかもしれない

イギリスの超高級自動車メーカーでお馴染みとなるロールスロイス。

ホスト界の帝王で実業家のローランド(Roland)さんや、様々なスーパーカー/ハイパーカーなどを所有する実業家の前澤友作さんも所有する有名ブランドの一つ。

ちなみにこのブランド、ドイツの自動車メーカーBMWが1998年に設立し、ロールスロイスブランドの乗用車を製造・販売しているため、エンジンなどの各種パーツ類もBMWが担当しているのもポイント。

つまり、BMWにてラインナップされている車種のパーツが、ロールスロイスのラインナップモデルでも流用されている可能性があるわけですが、そのマニアックな点を見抜き、見事パーツ代を節約したオーナーが大きな話題となっています。


ロールスロイスのクロックスプリング代は約36万円に対し、BMWは約2.3万円!

こちらが今回、大きな話題となっているロールスロイス・レイス(Rolls-Royce Wraith)のパーツ。

同じグループ内で異なる自動車メーカーのメカニカルに関するモデルの場合、開発・生産コストを最適化するために多くのコンポーネントを共有していることが多いことはよく知られていますが、ロールスロイスとBMWの場合、その価格の違いはかなり大きく、しかもロールスロイスのパーツ費用に対して「16分の1」に節約できるのがBMWの流用パーツ。

そのパーツというのが、クロックスプリングと呼ばれるもので、ロールスロイス正規でのパーツ代が2,500ドル(日本円に換算して約36万円)なのに対し、BMW・6シリーズにて流用されている正規パーツ代だとたったの160ドル(日本円に換算して約2.3万円)なんですね。

そもそもクロックスプリングって何?

別名「スパイラルケーブル」とも呼ばれるクロックスプリングですが、そもそもこのパーツが何に使用されているのかというと、自動車のステアリングコラム内のコイル状のワイヤを指していて、自動車の固定部分(ステアリングコラム)と回転部分(ステアリングホイール)間の電気接続を可能にするパーツ。

つまり、ホーン/クラクションやエアバッグ、その他のステアリングホイールに取り付けられたコントロールなどの機能にとって重要なコンポーネントになります。

レイスの正規パーツ代に驚いたオーナー → BMWと共有しているパーツが無いか調べることに

そしてこちらが、今回パーツ交換の対象となったロールスロイスの2ドアクーペモデルとなるレイス。

既に生産・販売終了となったモデルですが、ホスト界の帝王であるローランドさんも所有していたことで有名な一台です。

今回、このモデルの一部故障でパーツ交換を余儀なくされディーラーを訪問したオーナーのFixitsteven氏(Redditの登録名)は、クロックスプリングの交換問題に遭遇し、ロールスロイス正規ディーラーのサービスセンターより、クロックスプリングの交換費用が2,500ドルだったことを報告。

おそらくほとんどのロールス・ロイスの顧客は、この金額に対して疑問に感じることなく交換費用を支払うかと思いますが、このオーナーはすぐに疑問に感じ「そもそもこの世代のモデルは、BMWとパーツを共有しているはずだから、もっと安くパーツが手に入るはずだ!」と考え、実際にBMWのパーツから流用されていないかどうか調査することに。

2ページ目:BMWのパーツと共有していることが発覚し、約33万円の節約に成功?!