【衝撃の事実】ロールスロイスの正規パーツ代が約36万円なのに対し、BMWから流用可能なパーツだと約2.3万円で交換可能なことが発覚!約16分の1の節約術を見抜いたオーナーが話題に

(続き)オーナーの探求心と豊富な知識により、BMWのパーツを流用できることが発覚!

諸々調査した結果、オーナーは興味深い事実に遭遇し、BMWの6シリーズ(F12世代?)に採用されているクロックスプリングが、ロールスロイス・レイスに搭載されているクロックスプリングと完全に一致していたことが発覚。

最終的には、このコンポーネントの価格は160ドルだったため、2,340ドル(日本円に換算して約33万円)という大幅な節約が実現できました。

ちなみにこのレイスですが、元々のプラットフォームはBMW・7シリーズのF01アーキテクチャの改良版を共有していて、多くの機械部品や電子機器もBMWの同等品(7シリーズおよび6シリーズ)と共有していることも発覚。

ちなみに、その後のロールスロイスの第二世代モデルとなるゴースト(Ghost)では、同社独自のプラットフォームとなるアルミニウムシャシーを採用している関係で、各種パーツ類もロールスロイス独自のモノを採用しているとのことですが、今回のように外目からは見えないところでBMWのラインナップモデルと共有している可能性があることを考えると、今後そういった節約術に特化したYouTuberやRedditユーザーなどが登場するかもしれませんね。

親会社と子会社でパーツを共有する例は珍しくない

先述にもある通り、今回のように親会社と子会社の関係性により、親会社のパーツを流用する例は決して珍しいことではなく、例えばベントレーとフォルクスワーゲングループ、ランボルギーニとアウディ、マセラティとステランティス、マイバッハとメルセデスベンツ、レクサスとトヨタなど、パーツを共有しているメーカーは思っている以上に多くあるようです。


番外編:ランボルギーニ・ディアブロのヘッドライトは、日産フェアレディZの流用品?

少し話は変わりますが、メーカーは異なるのにパーツを共有していることで有名なモデルといえば、ランボルギーニ・ディアブロ(Lamborghini Diablo)。

厳密にいえば、ディアブロの後期仕様に採用されているヘッドライトは、法規制の関係でリトラクタブル式が廃止となり、代用として丁度良いユニットだったのが日産フェアレディZ(Nissan Fairlady Z, 300ZX/Z32)のヘッドライトユニットでした。

登場した順番としては、ディアブロの後期仕様が後発になるため、法規制に準拠したスクエアタイプのヘッドライトユニットを探し出した結果、Z32型フェアレディZがドンピシャだった → 日産のライセンス許可を得た上で導入されたものでした.

ちなみに、ディアブロのヘッドライトユニットには”Nissan”のロゴが表記されているのも有名な話ですね。

Did Lamborghini use Nissan headlights in the Diablo?

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Reference:Reddit