2023年に納屋で発見されたお宝3連発!「20年間以上」放置されていた希少なランボルギーニ・カウンタックが2台も!ドバイでは砂だらけのカウンタック?
納屋でスーパーカー/クラシックカーが発見される例は、意外と身近にて起きているのかもしれない?
2023年も残すところ僅かとなりましたが、今回は「2023年に世界の納屋で発見されたお宝スーパーカー3連発」をご紹介。
前回のブログでは、「2023年のランボルギーニ珍事3連発!」をご紹介しましたが、今回の納屋にて発見されたスーパーカーは、珍しく全てランボルギーニ・カウンタック(Lamborhini Countach、別名:クンタッチ)。
果たしてどのような年式のモデルが発見されたのか?早速チェックしていきましょう。
フランスの納屋にて発見された希少な初代カウンタックLP400
まず一つ目は、フランスの都市ラ・ロシェルの某納屋にて発見されたというシルバーカラーのようなランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach)。
型式としては初代LP400で、これまで目撃されてきた個体とは異なり、レッドカラーのストライプ(コーチライン的なアレ)が加味されたオシャレなエクステリア。
しかもこのカウンタック、世界で僅か157台しか製造されなかったカウンタックLP400ペリスコピオ(Periscopio)と呼ばれるモデルで、その特徴として後方の視認性をカバーするために「ペリスコピオ → ペリスコープ = 潜望鏡」と呼ばれる後方視界を改善するためのインテリアルームミラーや、ルーフ中央部に小さなすき間が設けられています。
そしてこちらが、実際に発見された当時の状態のカウンタックLP400ペリスコピオ。
何ともオシャレなカバーがかけられ、しかし内ドアなどは錆びなどが確認できることから、長期間何もされないまま放置されていたのだと思いますが、その放置期間は「約20年」と云われています。
とはいえ、なぜ約20年が経過した今になって発見されたのかは不明で、その経緯もとても気になるところ。
マローネからオーナーオリジナルのメタリックシルバーへと再塗装!
ちなみにこのモデル、先述の通りフランスのラ・ロシェル市近くにある島の医師の邸宅付近にある納屋にて発見されたものになりますが、納車された当時はメタリックシルバーではなく、何と「マローネ」と呼ばれる”栗色(ブロンズ系?)”にペイントされていたとのこと。
マローネの色合いが好みではなかったのか、単純にオーナーがオリジナルカラーにカスタムしたいと思ったのかは不明ですが、これまでのカウンタックでは見たことの無い組合せですし、ある意味唯一無二の一台かもしれません。
日本円にして約1.4億円にて高額落札された初代LP400ペリスコピオ
ちなみにこのモデル、2023年2月3日にフランス・パリにて開催されたレトロモービルショーにて特別展示され、その後オークションにて出品。
走行距離は87,558kmとそこそこ走られていて、予想落札価格は800,000ドル~1,200,000ドル(日本円に換算して約1.1億円~約1.7億円)とのことでしたが、実際には953,600ドル(日本円に換算して約1.4億円)にて落札されています。