一体いくらになるんだ…世界に僅か「5台」しか存在しない三菱ランサーエボリューションⅥ RSトミ・マキネン”モンテカルロ”エディションが競売に登場

RSトミ・マキネン・エディションは世界限定2,500台だが、トミ・マキネン”モンテカルロ”エディションは僅か5台のみ

三菱の4ドアスポーツセダンでお馴染みとなるランサーエボリューション(Mitsubishi Lancer Evolution、略称:ランエボ)。

全4世代に渡り、ランサーエボリューションⅠ~Ⅹまでナンバリングされたモデルがラインナップされてきましたが、今回その中でも希少なモデルと云われているランサーエボリューションⅥ RSトミ・マキネン・エディション(Lancer Evolution Ⅵ RS Tomi Makinen Edition)がオークションに出品されるとのこと。

本モデルは、2000年1月に発表・発売されたGF-CP9A型(通称:エボ6.5)で、当時の三菱WRCワークスドライバーだったトミ・マキネン氏の4年連続ドライバーズ・チャンピオン獲得を記念して、同氏の名前を冠した特別仕様車となります。


三菱ランサーエボリューションⅥ RSトミ・マキネン ”モンテカルロ” エディションの仕様を見ていこう

こちらが今回、海外オークションサイトIconic Auctioneersにて出品されているランサーエボリューションⅥ RSトミ・マキネン・エディション。

元々ラリー志向のランエボでしたが、本モデルは比較的高速なターマック(舗装路)ラリーを意識したもので、フロントバンパー形状を中谷明彦 氏の意見を基に見直し、フォグランプ設置部の廃止によって空力を改善しています。

ちなみにトミ・マキネン・エディションは、限定2,500台のみ販売された希少モデルではあるものの、その中でも今回出品されたのは更に希少で世界限定5台のみ販売された「ランサーエボリューションⅥ RSトミ・マキネン ”モンテカルロ” エディション」。

これはトミ・マキネンのモンテカルロ・ラリーでの前例のない3回目の勝利を祝うことを目的としたモデルで、シリーズ5番目であり最後に製造された車両でもあります。

走行距離は僅か5,627km!速度のフルスケールは260km/h

更に驚くことに、このモデルはワンオーナーによって所有されたもので、走行距離は僅か3,497マイル(5,627km)とほとんど走られておらず、2001年に販売された車としては比較的新しい車両です。

アメリカの輸入規制「25年ルール」をクリアするには、2026年まで待たなければならない

そのため、アメリカの一部の地域にて導入されている輸入規制「25年ルール」をクリアするためには、2026年以降にならないと輸入することは難しいものの、おそらくその頃には更に希少価値を上げているかもしれませんね。

本モデルの特徴を見ていくと、チタン製ターボチャージャーや、ローダウンサスペンション、クイックなステアリングホイール、アップグレードされたエキゾーストシステムをインストール。

パフォーマンス面においては、新しいECUセットアップによって書き換えられ、強化されたトランスファーケース内部構造、冷却性を向上させるために再設計されたフロントバンパー、そして本格的な17インチWRCエンケイ製アルミホイール(ラリーアートのアクセント込み)を装備。

ブレーキキャリパーはレッドにペイントされたブレンボ製をインストールしていますが、ここまで美しい状態をキープしているのは珍しいですね。

2ページ目:超希少なランサーエボリューションⅥ RSトミ・マキネン”モンテカルロ”エディションの予想落札価格はいくら?