まるでSF映画のワンシーン!山奥のスクラップ置き場にメルセデスベンツのコンセプトカーが廃棄されている件。ランチア新型イプシロンがまたも工場にて盗撮→SNSにて完全リーク
山奥のスクラップ置き場にコンセプトカーが廃棄されることは珍しくない?
メルセデスベンツが、2020年8月に発表したSクラス・デジタル:My MBUXコンセプト(Mercedes-Benz S-Class DIGITAL: “My MBUX” concept)。
現在メルセデスベンツが販売している新型EQSのテクノロジーを人々に体験してもらうことを目的に特別に作られたコンセプトカーで、その特異な見た目からも大きな注目を集めた一台です。
本来市場にて販売されないコンセプトカーは、通常企業内部にて保管されるのですが、一部のコンセプトカーは廃棄もしくは処分されることもあるそうで、このSクラス・デジタル:My MBUXコンセプトは、山奥のスクラップ置き場にて長期間放置されていることが明らかとなりました。
まるでSF映画のワンシーンのようだ
こちらが今回、アメリカ大手掲示板サイトRedittにて投稿された山奥のスクラップ置き場にて廃棄されたコンセプトカー。
この写真を撮影・投稿したノア・マンシコ氏によると、どうやらメルセデスベンツの北米本社があるアメリカ・ジョージア州アトランタ郊外の山奥にて撮影されたもので、その役目を終えたことにより廃棄されたのだと考えられます。
なおコンセプトカーが廃棄される例は、今回のメルセデスベンツ以外に日産も同様のことを行っており、将来的にコンセプトカーそのものを販売したり寄付したりするわけでもないため、廃棄されたものは何れ粉々になることが予想されます。
何でしょう…ちょっと不気味と言いますか、何とも近未来的で空を飛びそうな乗り物なだけに、宇宙人でも乗っていたのだろうか?と思わせるほどにシュールな光景(映画のワンシーンにありそう)。
メルセデスのロゴがついたパーツは全て外されているようだ
ちなみに今回発見されたコンセプトカーは、ステアリングホイール全体を含めて、メルセデスベンツのブランドロゴが付いているパーツ類はすべて取り外されているようですが、内装のデザイン言語を見てもメルセデスと特定するのは容易。
彫刻的でタイトそうなシートや巨大タッチスクリーン、Sクラス/EQSクラスなどのハイエンドモデルに搭載されたものと非常によく似たコンポーネントを備えていますが、最終的に量産モデルでも上手く反映させているのはメルセデスベンツの技術力の高さだと思います。
当時のプレスリリースには、このコンセプトカーに数百個のLEDや、シートヒーター/シートベンチレーション付きマッサージシート、パフュームディスペンサーを備えた強力な空気濾過システムが装備していましたが、一部の機能は実用面やユーザーからの意見によりボツになったものもあるようです。
後席も中々にラグジュアリーで広々。
内ドア部分にはシート調整用の電動スイッチも完備していて、この点も一目でメルセデスとわかるポイント。