トヨタ大丈夫か…新型ヤリス/ヤリスクロスが納期未定で、ノア/ヴォクシーはカウントダウン販売へ…トヨタが2024年1月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新

2024年1月から、トヨタは「売る車が無い」状態で幸先の悪いスタートに

トヨタが定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2024年1月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧が更新されています。

2024年1月は、トヨタの主力モデルともいえるヤリスやヤリスクロス、ハイパフォーマンスモデルのGRヤリスなどが大幅改良版として発表されたものの、その主力モデルの納期が早くも未定の状態に(なかには受注一旦停止となっている販売店も…)。

ダイハツの大規模不正問題により、その代替品としてトヨタのエントリーモデルが、これから更に販売台数を伸ばすことが期待されているものの、早くも幸先の悪いスタートとなっているようです。


一部改良版・新型ヤリス/ヤリスクロスはガソリンモデルが納期未定に

まずは、2024年1月17日に発表・発売されたばかりとなる、一部改良版・新型ヤリス(Toyota New Yaris)/ヤリスクロス(New Yaris Cross)について見ていきましょう。

本モデルについては、トヨタ東日本の岩手工場(岩手県金ヶ崎町)などにて製造されているものの、同月19日~24日まで「一部の生産工程の確認作業のため」に生産を停止していました。

2024年1月26日時点では、既に生産を再開しているとのことですが、なぜか私がお世話になっているトヨタディーラーでは「ヤリス/ヤリスクロス共にガソリンモデルの納期が未定」になっており、加えて受注も一時的に停止しているとのことでした。

ハイブリッド(HEV)モデルに関しては、2023年12月20日に判明したダイハツの大規模不正問題の影響を受け、ライズ(RAIZE)HEV/ダイハツ・ロッキー(Daihatsu Rocky)HEVの生産・販売・出荷中止となったため、その代替品として多くの受注を獲得 → 納期半年以上ながらも、一部のトヨタディーラーでは既に受注停止になっているところもあるようです。

そのため、「発売されたばかりのヤリス/ヤリスクロスが売れない」とのことで、トヨタディーラー側も困惑しているとのこと。

新型ノア/ヴォクシーは、メーカーからの通達でカウントダウン販売を開始!

続いて、トヨタのミドルサイズミニバンでお馴染みとなる新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)について。

本モデルが2022年1月に発売されて2年以上が経過しましたが、メーカーからの通達により、ようやく現行のカウントダウン販売がスタート。

とはいっても、多くのトヨタディーラーではハイブリッド(HEV)モデルの受注が停止しており、一部の販売店によってはガソリンモデルも受注停止になっているところもあるかと思いますが、ガソリンモデルを中心に振り分け台数が限定され、目標台数に到達した時点で受注受付けを終了する予定となっています。

今のところ2022年モデルに関しては、ガソリン/HEVグレードともに2024年12月まで生産を継続する予定で、初のマイナーチェンジ(大幅改良)版に関しては、2025年1月以降に発売されるのではないかと予想されています。

2ページ目:トヨタの2024年1月「3回目」となる最新工場出荷目途はどうなっている?