生産工場の稼働停止で新型アルファード/ヴェルファイア/ランクル70の納期が更に延びる…トヨタが2024年1月「4回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新

トヨタの主力ラインナップモデルの納期は、これから更に厳しいことになりそうだ

定期的にトヨタが更新している、主力ラインナップモデルの工場出荷目途一覧ですが、今回は2024年1月30日時点での最新工場出荷目途一覧をチェックしていきたいと思います。

2024年1月29日に発覚した、関連会社である豊田自動織機のディーゼルエンジン不正問題を受け、主力モデルとなる新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)/ハイラックス(Hilux)/ハイエース(Hiace)/ランドクルーザープラド(Land Crusier Prado)の出荷停止となり、更に他のラインのモデルも生産・稼働停止になる等、問題は更に拡大しています。

今回は、そんな生産・稼働停止後に明らかになっているトヨタディーラーでの最新情報に加え、新型アルヴェルなどのミニバン用となる13.2インチ有機ELリヤモニターの最新納期情報などもチェックしていきたいと思います。


ディーゼルエンジン不正の影響拡大により、新型ランクル70やアルファード/ヴェルファイアの一部生産も停止へ

今回の一番のポイントは、やはり豊田自動織機のディーゼルエンジン不正問題。

この影響の拡大により、三重県のいなべ第1で生産する新型アルファード(New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE, 40系)も生産を停止し、更に2023年11月に発売されたばかりとなる一部改良版・新型ランドクルーザー70(New Land Cruiser 70)を生産する富士松第1、吉原第2の稼働も停止したことを明らかとなりました。

工場稼働停止期間としては、2024年2月1日 → 2月5日まで延期となり、生産・納期遅れの影響としては数週間程度になることが予想されます(それでも生産台数含めたら影響はかなり大きいと思いますが…)。

今回、アルファード/ヴェルファイア/ランドクルーザー70まで生産一時停止が広がっていますが、この流れはあくまでも氷山の一角に過ぎず、今後更に大規模に波及していく恐れも考えられそうです。

2024年2月より発売された、新型アルヴェルやノアヴォク用13.2インチ有機ELリヤモニターの納期は?

続いて、多くの方が気になっているであろう新型アルファード/ヴェルファイアや、ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)用に設定される13.2インチ有機EL後席ディスプレイについて。

本モデルは、2024年2月に発売され、ようやく具体的な納期も明らかになりました。

2024年1月下旬時点で注文した場合の最新納期としては、どうやら同年4月中旬以降になるとのことで、やはり先行にて納車されているアルヴェルやノアヴォクのオーナーからの受注が多いそうで、ディーラーオプションながらも珍しく長期化しているそうです。

一部改良版・新型ヤリス/ヤリスクロスの納期は相変わらず不明

続いて、2024年1月17日に発表・発売されたばかりとなる、一部改良版・新型ヤリス(New Yaris)/ヤリスクロス(Yaris Cross)についてですが、こちらは同年2月初旬時点でも、ガソリンモデルの納期が「未定」のままとのこと。

一方でハイブリッド(HEV)モデルの方は、既に6か月~8か月ほどの長納期になっており、特にヤリスクロスHEVの方は、ライズ(RAIZE)/ロッキー(Rocky)の代替モデルとして受注が殺到しているため、一部の販売店では既に受注一旦停止にしているところもあるようです。

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