何かの冗談でしょ?マイナーチェンジ版・トヨタ新型GRヤリスが「1,700万円超え」になるようだ!パガーニが究極モデルとなる新型ウアイラR Evoを世界初公開

但し、この新型GRヤリスの価格はフランス市場向けの価格帯になるようだ

2024年1月に東京オートサロン2024にて世界初公開された、マイナーチェンジ版・トヨタ新型GRヤリス(Toyota New GR Yaris)。

日本市場では2024年春頃に発表・発売予定ですが、現時点では具体的なグレード別価格帯は明らかになっていないものの、フルモデルチェンジ級の変化を遂げているため、オプションなどを含めて500万円~600万円程になると予想されてます。

本モデルは、フランス市場でも市販化されることが決まっていますが、どうやら(フランス独自の税制込みで)車両本体価格だけで1,500万円を超えることが明らかになりました。


新型GRヤリスは何が変わった?

こちらが今回、東京オートサロン2024にて発表されたマイナーチェンジ版・新型GRヤリス。

内外装デザインの変更だけでなく、6速MTに加えて新開発の8速ATも追加ラインナップされました。

しかもATの多段化により、クロスレシオ化してパワーバンドを活かした走りを実現し、RZ“High performance”グレードにはアクセル操作による駆動力コントロール性能向上のためトルセンLSDを設定しています。

パワートレインも、排気量1.6L 直列3気筒ターボエンジンと変わらないものの、最高出力272ps → 304ps、最大トルク370Nm → 400Nmへと大幅にパワーアップしているのもポイントですが、これによりCO2排出ガスも増加することに。

フランスでは、車両本体とは別にCO2排出ガス税が加算される

そしてこちらが、フランス市場にてガソリンモデルなどを購入する際に加算される排出ガス税一覧。

フランスでは、GRヤリスの販売台数が限られている一方で、フランス政府が定める排出ガス税の基準により金額が異なると言われています。

参考までに、フランス市場向けGRヤリスの車両本体価格は、6速MTモデルで46,300ユーロ(日本円に換算して745万円)、新開発ATモデルで48,800ユーロ(日本円に換算して785万円)とかなり高額。

しかも、ここに先程の排出ガス税が加味されるため、6速MTモデルは1kmあたり190gのCO2ガスを排出し、新開発ATモデルは210gのガスを排出するとのことで、それぞれ45,990ユーロと60,000ユーロが加味される計算に。

まさかGRヤリスが最低でも約1,500万円からとは…

つまり、排出ガス税が加算された新型GRヤリスの車両本体価格は、6速MTモデルで92,290ユーロ(日本円に換算して1,485万円)、8速DATモデルで108,800ユーロ(日本円に換算して1,750万円)とのことで、その金額はランボルギーニやフェラーリの中古モデルが購入できるレベル。

どう見ても購入できる層が大幅に限られるGRヤリスですが、そもそもフランス市場では限定何台で販売されるのか?この価格帯で本当に売れるのか気になる所。

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