マイナーチェンジ版・トヨタ新型GRヤリスが2024年1月12日に世界初公開！待望の1.6Lターボ＆8速ATモデル…更にレクサス新型LBXのハイパフォーマンスモデルも登場！
これはかなり過激！遂にマイナーチェンジ版・トヨタ新型GRヤリスが登場！
2024年1月12日より開催の東京オートサロン2024にて、トヨタがマイナーチェンジ版・新型GRヤリス(Toyota New GR Yaris)を世界初公開しました。
本モデルは、2024年春頃に量産仕様として発売される予定で、今回はどのようなポイントが改良・変更されたのかをチェックしていきたいと思います。
マイナーチェンジモデルということもあり、フロントマスクは大きく刷新され、内装もドライバーに焦点を当てた作りへと変更。
更にはトランスミッションは、6速MTだけでなく新開発8速AT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission)が追加され、AT限定免許の方でもホットハッチモデルを最大限に楽しめる一台となっています。
マイナーチェンジされた新型GRヤリスを見ていこう
早速、マイナーチェンジ版・新型GRヤリスを見ていきましょう。
まず一番に変更されたのはフロントマスクで、ロアグリルには薄型・軽量化と強度を両立するスチールメッシュを採用し、更にバンパーロアサイドには分割構造を新たに採用しています。
モータースポーツ参戦時に石などの飛来物による損傷があった際の復元・交換作業を容易にし、修復費用低減にも繋げているとのことで、より使い勝手や実用性という面での見直しが行われたようですね。
更には、サイドロアグリルは開口部の大きい形状に変更され、冷却性能を確保し、バンパーサイドにアウトレットを設けることにより、サブラジエーターおよびATFクーラーの熱を効果的に排出しているとのこと。
若干レクサス新型LBXを彷彿とさせる一文字テールランプ
リヤデザインも、変化は最小限に見えてかなり思い切った変更に。
リヤロアガーニッシュ下端に設けた開口部より床下からの空気を抜くことで、空気抵抗を下げ操縦安定性を向上させるとともに、マフラーの熱を排出。
モータースポーツ参戦中の損傷回避と視認性を考慮し、上下リヤランプ類を集約し、ハイマウントストップランプとリヤスポイラーを分けることで、リヤスポイラーのカスタマイズ性を拡張しているとのこと。
そして、レクサスLBXを彷彿とさせる一文字に繋がる一体感のあるテールランプとすることで、一目で新しいGRヤリスであることが分かる個性を表現しているのもポイントです。
新開発となる8速ATを新規設定！
そして今回のマイナーチェンジで一番の注目ポイントが、新開発となる8速ATが新設定されたこと。
特徴としては、AT制御ソフトウエアをスポーツ走行用に最適化し、従来は減速Gや速度などの車両挙動を感知し変速させていたところを、ブレーキの踏み込み方・抜き方、アクセル操作まで細かく感知し、車両挙動の変化が起こる前に変速が必要な場面を先読みすることで、「ドライバーの意思を汲み取るギヤ選択」を実現しているとのこと。
他にも、AT内部の変速用クラッチに高耐熱摩擦材を採用したほか、AT制御ソフトウエアの改良により、世界トップレベルの変速スピードを実現しているそうです。
また、6速MTから8速ATへ多段化した上で、クロスレシオ化することによりパワーバンドを活かした走りを実現し、RZ“High performance”グレードにはアクセル操作による駆動力コントロール性能向上のためトルセンLSDを設定しているとのこと。
インテリアもドライバーにフォーカスを当てているようだ
続いてインテリアも見ていきましょう。
やはり一番の変化は、コックピットがドライバーに焦点を合わせていることでしょうか。
スーパー耐久シリーズ参戦車および全日本ラリー参戦車をモチーフに、操作パネルとディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置することで、視認性と操作性を改善。
スポーツ走行時のみならず、日常生活でも使いやすいスイッチ類の配置にもこだわったとのことですが、助手席や後席に乗る人からはどのように見えるのかも気になる所。
この他にも、ドライビングポジションを25mm下げ、合わせてステアリング位置も調整することによりドライビング姿勢を改善。
またインナーミラーの取り付け位置をフロントガラス上部に移動させ、さらにセンタークラスターの上端を50mm下げることにより、前方視界を拡大させているとのこと。
現行のCVT搭載モデルであるGRヤリスRSと比較し、シフトレバーを75mm上昇させ、GRヤリスMTモデルのシフトレバーと同等の位置に配置することで操作性を向上。
また、ラリーやジムカーナでの車両コントロール用途を視野に、GR-DATを搭載した車両にも手引き式パーキングブレーキを採用しています。