何かの冗談でしょ?マイナーチェンジ版・トヨタ新型GRヤリスが「1,700万円超え」になるようだ!パガーニが究極モデルとなる新型ウアイラR Evoを世界初公開

(続き)パガーニが史上最も強力な新型ウアイラR Evoを世界初公開!

続いて、イタリアの少量生産型スーパーカーメーカーでお馴染みとなるパガーニが、史上最も強力なレーシングモデルとなる新型ウアイラR Evo(Pagani New Huayra R Evo)を世界初公開しました。

今回のモデルは、従来のウアイラよりも+190mm延伸したロングテールに、取り外し可能なルーフセクション、より優れたカーボンファイバーボディ、改良されたV型12 気筒自然吸気エンジンが搭載されています。

2種類のレースカーからインスピレーションを得た独創的なウアイラ

改めて、新型ウアイラR Evoを見ていきましょう。

新デザインで伸びやかなロングテールを採用した本モデルですが、パガーニCEOであるオラチオ・パガーニ氏によると、2種類のレースカーからインスピレーションを得たことで実現できたモデルとのこと。

その内の一つはインディカーレースがモチーフになっているそうで、オープンホイールレーサーのエアロスクリーンに魅了されため、そこからオープントップ版を開発することになったそうです。

さらにパガーニの若い頃のロングテールレースカーへのノスタルジックさを持ち合わせ、ハイパフォーマンスモデルとなるウアイラRのテールを延伸することへとつながっています。


車体重量よりも更に多くのダウンフォースを発生するウアイラR Evo

こうした様々な要素を持ち合わせることで、結果的にル・マンのセカンド・ティア・プロトタイプ・レーサーに近いパフォーマンスを備えたウアイラR Evoが誕生。

パガーニのアルテ・イン・ピスタ・プログラムに参加するオーナーには、より多くのパワーや、より多くのエキゾーストサウンド、より多くのダウンフォース、そしてより多くのパフォーマンスを提供することになるため、史上最も過激なウアイラを体感することが可能になります。

具体的には、カーボンファイバーボディ構造により、空力効率は21%向上し、さらにロングテールやその他の変更により、ダウンフォース量が45%増加。

ローダウンされたトラックモードでは、時速320km/hに到達した際に、車体重量よりも多くのダウンフォースを発生するとのことですが、ウアイラR Evoの乾燥重量が1,060kgになるため、これよりも更に多くのダウンフォース量を発生することになります。

エンジン出力だけで900ps!操ることも難しそうなスペック

ちなみにパワートレインは、排気量6.0L V型12気筒自然吸気HWAエンジンを搭載し、リセッティングされたECU、新しいインテークマニホールド、カムシャフトなどのパーツをアップデートしたことで、最高出力900ps/9,200rpm、最大トルク770Nmを発揮するとのこと。

ちなみにトランスミッションは6速シーケンシャルトランスミッションを介して、後輪[MR]にパワーを伝達するため、サーキット専用モデルといえど操作するのがかなり難しい一台になりそう。

なお、本モデルの価格帯や生産台数などは明らかになっていませんが、パガーニによれば、購入者はアルテ・イン・ピスタ・クラブに参加することができ、世界トップクラスのサーキットで自分の車を運転するチャンスが得られるとのこと。

このサービスには、データ分析や、トラックエンジニアとメカニック、モータースポーツ理学療法士、栄養士を伴う非競技トラックイベントが含まれているとのことで、ガッツリとウアイラR Evoをサーキット走行できる魅力的なプランとなっているようです。

Horacio Pagani tells the genesis of the Huayra R Evo [English Subs]

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Reference:CARSCOOPS①