輸送業者が顧客に納車予定のスバル・レヴォーグSTI Sport EXを”自走で”運ぶも事故→事故隠しで「ぶつけていない」と主張→そのままオーナーに納車

納車は特別なイベントではあるが、まさかこんなにも杜撰で後味の悪い納車になるとは…

長野県に住む男性が、SNSにてスバル・レヴォーグ(Subaru Levorg)STI Sport EXが納車されたことを報告した内容が大きな話題となり、FNNプライムオンラインでも取り上げられています。

これは、輸送業者がレヴォーグを「積車に載せずに」そのままオーナーのところに自走で届けようとするも、その届け方があまりにも杜撰であり、しかもタイヤはノーマルタイヤであるにも関わらず、移動中に雪道でスリップ → 雪の壁に衝突して事故しながらも、何食わぬ顔でそのままオーナーに納車したというもの。

その後オーナーは不審に思い、輸送業者に問い詰めたところ、業者は「ぶつけていない」と断言したそうですが、ドライブレコーダーにはぶつけた瞬間の記録が残っていたとのこと。


ノーマルタイヤで、しかも輸送業者は「自走で」この雪道を走らせたのか…

こちらが事故直前の映像の一部。

実はこの車、オーナーが中古車で購入したという何とも貴重なクールグレーカーキのレヴォーグSTI Sport EX[4WD]で、中古販売価格は350万円と中々に高額で、苦労の末に購入した場所は兵庫県神戸市の中古車販売店でした。

輸送費用は7万円 → オール積車ではない杜撰な輸送方法

男性は、車を長野県まで運んでもらうため7万円を支払い、輸送業者に依頼したそうですが、何とオール積車ではなく一部自走で輸送していたことが判明。

オーナー曰く、神戸市 → 大阪府は自走回送、大阪府 → 長野県(安曇野)は積載、安曇野市 → 納車場所(70km)は自走回送とのことでしたが、輸送費の7万円はオール積車での移動料金とのことで、この時点で既に問題であり、あまりにも杜撰な対応であることがわかります。

しかも兵庫県にて販売されていたレヴォーグSTI Sport EXに装着しているタイヤが、スタッドレスではなくノーマルタイヤのため、雪道を走行することは極めて危険であるにも関わらず(雪道をイノーマルタイヤで走行することは違反)、なぜ輸送業者はこのような危険な行動にでたのかは不明。

ドライブレコーダーには、事故した瞬間の映像がしっかりと残っていた

その不安は見事に的中し、レヴォーグは雪道&凍結した道路にてスリップしてしまい、そのまま雪の壁衝突。

明らかにフロントリップなどが割れたような鈍い音が聞こえるわけですが、輸送業者は何事も無かったかのように運転を続けます。

その後も輸送業者は、レヴォーグのバンパーや下回りを確認するつもりもなく、どうやらそのまましらばっくれて納車するつもりだったようです。

2ページ目:事故したあとの輸送業者の行動、そして顧客に対する対応も更に酷かった