一体なぜ?モデル末期の一部改良版・三菱の新型デリカD:5が今売れに売れているらしい。何と意外な理由と縁があって選ばれていることが判明!

どうやらデリカD:5が売れている背景には、とあるモデルが買えないことも影響しているようだ

2023年11月に一部改良並びに特別仕様車「シャモニー(CHAMONIX)」が追加された、三菱の新型デリカD:5(Mitsubishi New Delica D:5)。

本モデルが2007年にデビューして約17年が経過し、現行モデルはビッグマイナーチェンジ後のダイナミックシールドグリルが採用され、更に釣り目のLEDデイタイムランニングライトを搭載した姿になりますが、どうやらこのモデルが2024年に入ってから売れているとのこと。

2024年2月度の普通乗用車部門での新車販売・登録台数ランキングにおいては、モデル末期でありながらも1,552台(30位)と安定した台数を捌いているようですが、どうして今現在も販売台数を伸ばしているのでしょうか?


そもそも2023年11月の一部改良では、何がアップデートされた?

デリカD:5の売行きが好調である理由をお伝えする前に、まずは本モデルが2023年11月に一部改良版として発売されたとき、どのような改良・変更が施されたのかをおさらいしておきましょう。

[全グレード共通の改良・変更内容]

◇後退時の安全性を高めるため、マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を全車標準装備

◇Pグレードと特別仕様車シャモニー(CHAMONIX)のアクセルペダルとブレーキペダルにアルミペダルを標準装備


[特別仕様車シャモニー(CHAMONIX)の専用装備]

・最上級のPグレードをベースに専用の外装・内装デザインを施した、アウトドアアクティビティ

・フロントグリル/ポジションランプガーニッシュ/フォグランプベゼル/ドアミラーカバー/アウタードアハンドルをブラックマイカで統一

・前後のスキッドプレートはチタニウムグレーメタリック

・ブラック塗装の18インチアルミホイール

・テールゲートに配した「CHAMONIX」専用デカール

・フロントフェンダーにはカモフラージュ柄をベースにグリーンの車名ロゴを載せたデカール

・シャモニー専用コンビネーション生地

・雪や水滴のついたウェアのままでも気軽に乗り込めるように撥水機能を付加したスエード調素材と合成皮革を採用

・ボーダーキルティング形状にシルバーステッチ施工

・インストルメントパネルやドアトリムには、シートと同様にシルバーステッチ設定

・ルーフビームガーニッシュの天井照明を専用ホワイトに設定

・オーナメントパネルとアクセントパネルには木目調バール杢を採用

現在デリカD:5にてラインナップされているのは、ディーゼルターボモデルのみ

そんなデリカD:5に搭載されるパワートレインは、排気量2.2L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、駆動方式は基本的に四輪駆動[AWD]のみなのですが、どうやらこのモデルが最近に売れている理由は、ディーゼルターボエンジンが搭載されていることや、オフロードにも強い四輪駆動[AWD]/オールホイールコントロール[AWC]であることが大きな要因になっているようです。

あとは、ボディスタイルとしてはステーションワゴンという立ち位置ではあるものの、後席スライドドアを採用している関係で、ファミリーミニバンという側面もあれば、広々とした居住性と車中泊ができるなど、走破性だけでなく実用性という面も購入の決め手になっているようです。

2ページ目:デリカD:5が選ばれる最たる理由は、あのモデルが購入できないから?