見た目は三菱、車内はスバルっぽい中国JAC新型T9が豪州にて発売スタート!ライバルはトライトンやハイラックス…価格は日本円で約425万円から
スパイショットされた新型T9が、早くもオーストラリアにて発表!
前回のブログより、オーストラリア・シドニーの公道にて、中国の自動車メーカーである安徽江淮汽車(JAC)の新型T9がスパイショットされましたが、早くも本モデルが正式発表・発売されました。
オーストラリア市場向けとしてラインナップされるT9は、以下のモデルを競合としる1トンピックアップトラックで、価格帯もリーズナブルに抑えているとのこと。
◇トヨタ・ハイラックス
◇フォード・レンジャー
◇いすゞD-MAX
◇マツダBT-50
◇日産・ナバラ
◇三菱・トライトン
◇GWMキャノンユート
◇LDV T60
早速、オーストラリア市場向けとして販売される新型T9についてチェックしていきましょう。
見た目は三菱のダイナミックシールドっぽい新型T9
こちらが今回、オーストラリア市場向けとしてJACが発表・発売した新型T9。
1トンピックアップトラックとして、トヨタ・ハイラックスやフォード・レンジャーといったオーストラリアの主力モデルと直接的なライバルとなる一台ですが、その見た目は三菱のダイナミックシールドグリル風のデザインではあるものの、とても中国車とは思えないほどのアグレッシブでタフ仕様。
既に2021年より南アフリカなどでも販売されているT9ですが、2023年に初めてのマイナーチェンジを実施。
よりタフな見た目が採用されるだけでなく、巨大なフロントグリルや無塗装ブラック樹脂によるオーバーフェンダーと、クラッディングに包まれた分割型LEDヘッドライト、そして大きくも目立つ「JAC」が、更にT9の存在感を際立たせています。
ちなみにこちらが、三菱の新型トライトン。
ダイナミックシールドグリルや、釣り目のタイプのLEDデイライト、独立式のヘッドライトといったレイアウトもよく似ています。
まずは2.0Lディーゼルターボのみを販売し、その後にピュアEVモデルが追加販売される模様
新型T9は、小型ピックアップトラックT6と、中型ピックアップトラックT8のプラットフォームを共有していて、オーストラリア市場向けは、事前情報通り排気量2.0L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。
スペックとしては、最高出力170ps/最大トルク410Nmを発揮し、ボルグワーナー製のローレンジ・トランスファーケースと電子ロック式リアディファレンシャルと組み合わせた8速ZFオートマチックギアボックスが搭載され、駆動方式は四輪駆動[4WD]のみがラインナップ。
なおディーゼルモデルに加えて、JACはT9のピュアEV版の開発も進めているそうで、2024年後半にリリース予定とのこと。
コンセプトモデルは、既に2023年に発表されており、カバーされたグリルやユニークなアルミホイールといった特徴的な機能が披露されました。
報道によると、ピュアEVトラックはデュアルモーターと88kWhのバッテリーパックを搭載するとのことですが、ディーゼルターボに比べてどの点が優れているかまでは明かされていません。