フルモデルチェンジ版・日産の新型エルグランド(E53)を予想してみる→実はインフィニティ新型QX80にヒントが隠され、14.3インチディスプレイが搭載される?

微かではあるが、次期エルグランド(E53)の姿が少しずつ見えてきたように感じる

2024年3月下旬時点で、受注一旦停止中となっている日産エルグランド(Nissan Elgrand, E52)。

2010年に3代目としてフルモデルチェンジを果たしてから、かれこれ14年が経過しようとしていますが、今のところE53型の4代目にフルモデルチェンジするような気配は見られません。

2024年も、法規対応をメインに内外装デザインは変更されず、加えて材料費+物流コストの高騰による車両本体価格の見直し・改訂(っという名の値上げ)が実施される予定です。

via:Spyder7

そんな、完全なるモデル末期となったエルグランドですが、2025年以降にはそろそろフルモデルチェンジするのではないか?との噂もあり、今回は次期エルグランド(E53)の仕様について私の予想を簡単にまとめていきたいと思います。

ただし、これらの予想は具体的な根拠があって作られたものではなく、これまでに登場してきた日産/インフィニティの最新モデルの情報、これまでに投稿された国内カーメディアの情報を参考にしたものになるため、必ずしも内容が当たっているとは限りませんので、その点は予めご了承ください。


新型キックスにヒント有り?四眼LEDヘッドライトと新世代グリル意匠採用の可能性

まずは次期エルグランド(E53)のフロントマスクについて。

日産のこれまでのデザイン言語を見ていくと、新型セレナ(New Serena, C28)やノート(New Note e-POWER, E13)、ルークス(New ROOX)といったデジタルVモーショングリルが採用されてきました。

しかしながら、2024年3月23日に発表されたフルモデルチェンジ版・新型キックス(New Kicks)のエクステリアデザインを見ていくと、これまでの日産のデジタルVモーショングリルは採用されず、どちらかというとスクエア形状のグリルが設けられ、全く新しい顔つきへと進化しました。

これに合わせて、洗練された四眼LEDヘッドライトが搭載されたことから、おそらくはセレナe-POWERルキシオン(LUXION)にも搭載されるアダプティブLEDヘッドライトが搭載されるものと思われ、この流れが次期エルグランドにも来るのではないか?と予想しています。

必ずしもこの予想が当たるとは思いませんが、日産のフラッグシップミニバンとして、これまでの日産には無い斬新なデザインや機能が盛り込まれることが期待されますし、それこそジャパンモビリティショー2023にて出展された、ハイパーツアラー・コンセプト(HYPER TOURER CONCEPT)のような近未来的なデザインに期待したいところ。

パワートレインはエクストレイルe-POWER(T33)がベース?

続いては、次期エルグランド(E53)のパワートレインについて。

これは様々な国内カーメディアの予想記事からの集約になりますが、ラージサイズミニバンに必要なスペックを考慮すると、最も現実的で濃厚なのは、新型エクストレイルe-POWER(New X-Trail e-POWER, T33)の排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+シリーズハイブリッド。

この他にも、新開発となる排気量2.0L 直列4気筒VCターボエンジン+シリーズハイブリッドといった噂も浮上していますが、昨今の日産の新型車の流れを見ていくと、おそらくはガソリンエンジンのみのグレードは廃止され、エクストレイルやノートシリーズ、そしてキックスのようにe-POWERのみに集約されるのではないかと推測しています。

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