三菱の新型アウトランダー”ラリーアート”が2025年以降に発売との噂。GRスポーツやSTIスポーツをライバルに、足回り等も独自チューニング?

三菱が突如としてラリーアートのコンセプトカーを発表して2年近くが経過

2022年3月、三菱のスポーツブランドとなるラリーアートが復活することを明らかにし、国内復活第一弾となる専用アクセサリーを発売しました。

このときの対象モデルは、主力SUVとなる新型アウトランダーPHEV(Mitsubishi New Outlander)とエクリプスクロス(Eclipse Cross), RVR、デリカD:5(Delica D:5)で、あくまでも見た目の差別化のみに特化し、中身まではアップデートされませんでした。

ちなみにラリーアートは、世界ラリー選手権やダカールラリーという過酷な競技において、走りの技術を鍛え上げてきたヘリテージブランドとなりますが、どうやら2025年に本格的なブランド(グレード?)として主力モデルへ展開していく可能性があるようです。


ライバルはトヨタGRスポーツ/スバルSTIスポーツ?

国内自動車情報誌マガジンXさんの報道によると、三菱のラリーアートブランドは2025年以降より追加されるとのことで、その対象モデルにアウトランダーが設定される可能性が高いとのこと。

ちなみにこのラリーアート、トヨタでいえばGRスポーツ、スバルだとSTIスポーツ、レクサスでいえばF SPORT、そして日産でいえばNISMOに分類されるグレードになるとのことですが、アグレッシブな見た目へと差別化するだけでなく、足回りや動力性能においても差別化が期待されるとのこと。

これはつまり、「人とカブらない車が欲しい」「他の人と異なる特別な車が欲しい」というニーズに応えるもので、ホンダでいえばモデューロXが展開されたものの、いまではラインナップモデルでは設定されず、RSグレードという形で展開され、2024年秋頃に新型シビックRS(Honda New Civic RS, FL)が追加設定される予定です。

スポーツグレードの有無で購入の判断基準を設ける人も少なくはない

こうしたスポーティグレードへの波及は珍しくなく、スタンダードグレードに比べると「スポーティ」「更にカッコいい」といった若者が好むような方向性でカスタマイズされており、「スポーティグレードがあるなら欲しい」と購入基準を設ける人も少なくないと思うんですね。

現に私も、レクサスのラインナップを購入する際には「F SPORTがあるかどうか?」から始まり、その次にデザインと価格帯で決めているので、この流れが三菱にも展開されるのはある意味で良い傾向なのかも。

現在、そういったスポーティ且つ特別なグレードは「今の三菱」には無く、その理由もセダンやハッチバック、クーペといったスポーツ志向のモデルが存在しないからだと思うんですね。

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