スバルが「史上最速のWRX」と謳う新型プロジェクト・ミッドナイトを世界初公開!マセラティが謎に包まれたMCXtremaを発表するも、スペックなどは一切明かされず

グッドウッドを駆け抜ける「史上最速のWRX」が降臨!

スバルは以前、2024年7月11日~14日にかけて開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて出展予定の「ミッドナイト・プロジェクト」のティーザー画像を公開しました。

そして開催日前日となる2024年7月10日、スバル公式がプロジェクト・ミッドナイトの公式画像を先行公開しました。

本モデルは、ボディ全てにカーボンが使用されることで軽量化され、エンジン回転数も9,500rpmまでぶん回せるエクストリームなスペックに仕上げられているようです。


2リッターターボ搭載で670馬力を発揮

こちらが今回、スバルが「史上最速のWRX」と謳う新型プロジェクト・ミッドナイト。

スバル曰く「他に類を見ないWRX」を携えてグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに臨むことを決意。

全身真っ黒に包まれたエキゾチックな見た目のモデルは、重量を大幅に軽減したフルカーボンファイバー製ボディに仕上げられ、プロジェクト・ミッドナイトと名付けられています。

スバルによると、本モデルはスバル・モータースポーツUSAが製造する「最速のWRXレースカー」と主張していて、エンジンスペックも従来のWRXに比べて大幅に向上しているとのこと。

具体的には、同社のラリークロスチームから派生した排気量2.0L 水平対向4気筒ターボエンジンが搭載され、最高出力670hp/最大トルク922Nmを発揮し、エンジン回転数は9,500rpmまでぶん回すことが可能になっています。

駆動方式は、これまでのWRXと同じく四輪駆動[4WD]が設定され、レース用に軽量化されたシャーシに搭載されているため、車体重量は1,120kgと軽自動並み。

参考までに、この車体重量は現行WRXより約454kgも軽いことを意味するため、恐らくは不要と感じるであろう快適装備を全て廃除した結果なのではないかと予想されます。

エンジンスペックも過激だが、見た目も超過激に!

過激なのはエンジンだけでなく、見た目も過激でありながらエアロパーツも空力が考慮されていること。

カーボンファイバー製ボディには、あらゆる種類のエアロアップグレードも施されているそうで、フロント部分には巨大ウィングレットとフロントスポイラーを装備。

更にアグレッシブに張り出したホイールアーチと融合することで、ワイドボディの外観を演出しています。

こちらはリアクォータービュー。

「ちょっとやり過ぎじゃない?」と思わせるような巨大リアウィングも主張が強く、スバルUSAのラリーカーで使用されているものを大幅に改良したものだそう。

足回りにおいては、ターマック用に特別に調整されたカスタムサスペンションを搭載し、タイヤホイールは18インチアルミホイールとスリックタイヤを装着。

このモデル、「どこかで見覚えあるような…」と考えていたら、トラヴィス・パストラーナが出演したスバルの2020年ジムカーナ動画を彷彿させる仕上がりに。

バーモント・スポーツカーのクルーは、プロジェクト・ミッドナイトのインスピレーションとして使ったそうですが、流石にこの車で空中に浮かぶような設計はされていないとのこと。

グッドウッドでのヒルクライムだけでなく、今後のサーキット記録にも期待!

ちなみに、このプロジェクト・ミッドナイトのハンドルを握るのは、ラリークロスのチャンピオンで元F1ドライバーのスコット・スピード氏。

スバルは、グッドウッドの丘を駆け上がり、「今後数か月で他の未特定の記録に挑戦することになる」と語っています。

またスコット・スピード氏は、「スバル・モータースポーツUSAとバーモント・スポーツカーのチームは、まさに最高のマシンを世に送り出しました」と語り、加えて「この車を運転すると、ラリークロスのルーツがはっきりとわかりますが、ワイドなタイヤ、トラック、ジオメトリーにより、非常にユニークな感覚と信じられないほどのグリップが得られます。究極のドライビングマシンだ。半分はWRX、半分はスポーツカーなので、運転するのが本当に楽しいです」とコメントしています。

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