受注再開の現行ノア/ヴォクシーは抽選だけでなくオプションに制限有り?新型アルヴェルはどうなる?トヨタが2024年7月12日時点での最新工場出荷目途を更新

トヨタの場合は、新車・新型車だけでなく現行車も買いづらくなっている?

トヨタが定期的に更新している、既存ラインナップモデルを対象とした工場出荷目途ですが、今回は2024年7月12日時点での最新工場出荷目途一覧が更新されているので、その中身をチェックしていきたいと思います。

ただその前に、既存ラインナップモデルに関して、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーさんより新たな情報を入手しましたので、その情報も共有できればと思います。

但し、各販売エリアや地域によっては情報が全く異なる恐れがありますので、あくまでも参考程度に見て頂けますと幸いです。


現行ノア/ヴォクシーの追加枠の多くが抽選…しかもオプションの制約アリ?

まずは、一時受注停止になるも再び受注を再開した現行ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)。

2025年1月にマイナーチェンジ相当の改良・変更が実施される予定ですが、型式指定における不正問題などの影響により、発売時期が遅れるのでは?との見方も出ています。

ただその一方で、ハイブリッド(HEV)グレードの一部生産枠が新たに追加されたため、各販売店に少数規模の追加受注枠が付与されているわけですが、どうやらハイブリッドグレードの注文はできても「一部のオプションは選択できない」といった制約があるようです。

オプションの制約がある上に、そもそも抽選販売で買えるかどうかもわからない

その一部のオプションというのが、パノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付き)が含まれるオプションとのことで(販売店曰く納期面が大きく影響している模様)、これを含まない仕様であれば受注を受け付けることは可能とのこと。

しかも、販売店によっては先着順ではなく抽選での申し込みを受け付けているところもあるため、本当に欲しいユーザーが購入できるのかどうか…?といった疑問も(真面目にくじ引きするところもあれば、忖度で販売するところも?)。

抽選に関しては、ユーザー側では見えない領域でもあるため、実際にどのような抽選が行われているかは不明ですが、そもそも販売店によって「新規の顧客は対象外」というところもあるとのことですし、繰り返しにはなりますが「本当に欲しいユーザーの手に渡っているのだろうか?」という疑問は残るところです。

アルファード/ヴェルファイアの2025年モデルはどうなる?

続いては、2024年10月に発売予定となっているフルモデルチェンジ後”初”の一部改良版となる新型アルファード(New ALHPARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。

こちらに関しては、2023年6月に発売されてから一向に受注再開の目途が立っておらず、しかしその一方で発売後1年で約10万台の販売・登録が完了済み。

ただしこの約10万台のなかには、先代30系が一部含まれていたり、各販売店のデモカー(試乗車・展示車)分も含まれているため、全体の何割がユーザー向けの販売・登録台数なのかは不明ながらも、既に1年分の生産を終えていることを考えると、2025年モデルに関する具体的な情報に加え、未だ納車されていないユーザーへのアプローチなどが始まっておかしくないところ。

販売店によって一部グレードのアプローチ方法が全く異なる?

なお私がお世話になているトヨタディーラー4チャネルでは、2025年モデルに向けての受注再開の形式が大きく異なっているそうで、特にほとんど納車が進んでいないExecutive Lounge(エグゼクティブ・ラウンジ)に関しては、引き続き予約を受け付けるところもあれば、2025年モデルに移行するので「先行予約分もリセットして、全くのゼロの状態から受注を受け付ける」ところもあるようです。

こればかりは、販売エリアや販売チャネル、経営母体によって方針が異なるため、全ての販売店が共通の方式をとっているとは限らないので参考にならないとは思いますが、まさか先に予約した分を切り捨ててリセットするとは…

そもそも2025年モデルの新型アルヴェルも、先着順で購入できるかどうかもわからないところですし、販売店によっては再び抽選となるところもあるかもしれないですから、これから本格的に購入を検討されている方は、まずは最寄りの販売店での実情を把握しておくのも重要かもしれないですね。

2ページ目:工場出荷目途では「詳しくは販売店にお問い合わせください」と記載されていても、販売店によっては普通に購入できるモデルも?