日産幹部がフルモデルチェンジ版・新型シルビアの復活について再び言及!電動化は避けられずGR86やBRZ、マツダNDロードスターなどが直接的なライバルか

以前と同じような取材内容ではあるが、日産はシルビアの復活には”一応”前向き?

以前、日産の幹部がフルモデルチェンジ版・新型シルビア(Nissan New Silvia)の復活について言及した記事を公開しましたが、今回また新たなに海外カーメディアが日産幹部に取材。

現時点で日産は、次期シルビアが復活する場合に、スポーツカーの立ち位置としては(価格帯含めて)どの辺りになるのかも言及していますが、インタビューの内容からして、あくまでも構想段階の話になると思われ、そもそも日産自体はシルビアの開発や設計などは行われない可能性が高そうです。


次期シルビアの復活は決して簡単なものではないが、ユーザーが求める限りは復活の可能性もあるようだ

via:Spyder7

国内自動車情報誌ベストカーさんを中心に、「20XX年に次期シルビア復活が決定!」「次期シルビアの仕様はこれで決まり」「次期シルビアの確定情報入手!」といった情報が毎度のこと展開され、噂の年になると「開発が難航中だ」「今度こそ20XX年に登場予定」といった流れが定番化しています。

しかしながら、今回の報道はそういった自動車情報誌ベースの話ではなく、日産幹部に直接取材した内容がそのまま展開されており、「シルビアの復活は困難」と認めながらも、何とか市販化できないか模索する日々が続ているようです。

インタビューの内容から察するに、組織としては次期シルビアのプロジェクト自体立ち上がっていない?

via:Spyder7

なおこの内容は、海外カーメディアTopGearが日産グローバル製品戦略および製品企画部門の副社長であるイヴァン・エスピノサ氏に取材した内容を抜粋したもので、GT-R R35やフェアレディZ(RZ34)の下に位置付けられる新型シルビアという「突飛な」アイデアについて語られています。

同氏は、「シルビアは顧客が魅力的だと感じる適正な価格で十分なパワーを提供する」ことを思い描いているそうで、シルビア復活への熱意は十分あるとし、更に同車には多くのファンがいることを付け加え、今後どのように形にしていくか模索する必要があることを明らかにしました。

つまり、この取材時点ではシルビアのデザインやパワートレイン、基本コンセプトなどはまだ決まっていないものと予想され、あくまでもイヴァン・エスピノサ氏の中の構想段階で止まっている可能性が高そう。

日産幹部「ニッチな市場ではあるが、適切なアイデアがあれば上手くいく可能性がある」

繰り返しになりますが、これらのコメントはトップギアとの最近のインタビューでなされたもので、2024年4月のインタビューとは若干異なるものの、同氏のスタンスとしては基本的に変わらず、シルビアの復活に関しては前向きのようです。

あとインタビューの中では、「次期シルビア復活のチャンスはありますが、結局のところ、これはビジネスなので会社にとってこの種の提案が興味深いものになる方法を見つける必要があります。このような車は、顧客がそれほど多くが求めているわけではないため、少し苦労することはありますが、世界中のどこでも実行できる適切なアイデアが見つかれば、うまくいく可能性があります」と匂わせ発言があるのも気になる所。

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