日産幹部がフルモデルチェンジ版・日産の新型シルビアについて言及!「GT-RやフェアレディZよりも手頃な価格帯で、EV採用でNISMOも出るかも?」

国内自動車情報誌でも、「そろそろ次期シルビアが登場する」と何度も報じているが…

日産は2024年3月末、中期経営計画The Arcを発表し、最後のプレゼンテーションムービーでは、25車種のシルエット車両が公開され、その中には丸形テールランプを搭載する次期スカイライン(Nissan New SKYLINE)らしき姿もあれば、ファストバック/クーペライクボディのスポーツカーと思わしき姿もありました。

こうしたなか、日産幹部は将来的にフルモデルチェンジ版・新型シルビア(New Silvia)のような手ごろな価格帯のスポーツカーを開発し、トヨタ新型GR86や、2025年以降に発売と噂のホンダ新型プレリュード(Honda New Prelude)などをライバルとするようなエントリーモデルを発売する可能性があると言及。

具体的などういったモデルになり得るのか?早速チェックしていきましょう。


日産が2021年に公開したコンセプトスケッチがベースになる可能性も?

海外カーメディア・トップギア(Top Gear)の報道によると、日産のグローバル商品企画担当シニアバイスプレジデントであるイワン・エスピノーサ氏とのインタビューにて、次期シルビアが将来的に登場する可能性について話し合い、以下のトピックスが挙げられています。

◇トヨタGR86やホンダ次期プレリュードと競合する手頃な価格の電気スポーツカーを開発する可能性がある

◇潜在的なシルビア(200SX/240SX)の復活は、オリジナルと日産の2021年のコンセプトスケッチにインスピレーションを得た洗練されたデザインを特徴とする可能性がある

◇シルビアのEV版は、デュアルモーターを備えた後輪駆動[FR]を利用し、システム出力で302hp、そしてニスモ(NISMO)仕様は389hpを提供する可能性がある

上記のトピックスを確認するだけでも、「日産はハイブリッドスポーツカーの開発を計画している?」とも捉えられますが、イワン・エスピノーサ氏によると、どうやらこのモデルはGT-R R35やフェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)よりも安価で手ごろな価格帯で提供したい、と説明。

おそらく日本市場向けでいえば、400万円~500万円ほどのハイブリッドスポーツカーとなる可能性が高そうですが、この価格帯だけで見るとホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)や、トヨタGRヤリスなどもライバルになりそうなところ。

エクステリアはピュアEVのようなクリーンな顔つき?車名はシルビア以外の可能性も?

あとデザインテイストとしては、日産が2021年にコンセプトスケッチとして公開した、こちらのレンダリングがベースになる可能性があるとのことで、懐かしみを感じる水平基調なファストバッククーペをイメージしつつ、しかしフロントマスクはグリルレスもしくは小さなグリルを設けることで、クリーンな顔つきを目指す可能性が考えられそう。

現時点では、必ずしもシルビアという名称で復活するとは限らないものの、日産はこれまで、パルサーGTI-RやプリメーラGT、フェアレディZ(300ZX)、スカイライン2000GT-R、フェアレディZ(280Z)、ステージア260RSオーテックといった様々なモデルをラインナップしてきたため、こうした懐かしい名称を復活させる?ということも考えられるかもしれません。

2ページ目:次期シルビアに採用されるかもしれないハイブリッドシステムには、自車開発の全固体電池が搭載される可能性も?