ようやくヤリスクロスが生産再開するも、今度はノア/ヴォクシーが生産停止…新型クラウンエステートは?トヨタが2024年8月2日時点での最新工場出荷目途を更新
トヨタは今、かなり厳しい状況に立たされている
2024年7月31日、国土交通省の公式プレスリリースより、型式指定における不正問題により、実地での立ち入り検査を行った結果、ヤリスクロスやカローラフィールダー/カローラアクシオを含む7車種の他、新たにノア/ヴォクシーなどの7車種に不正があったことが明らかになりました。
新たな問題が発覚したことにより、トヨタは既にノア/ヴォクシーやレクサスLM500hなどの現行車両の生産・出荷を停止しています。
ヤリスクロスなどの主力モデルは、2024年9月に生産再開
ちなみにトヨタは、今回の立入り検査における新たな不正問題の発覚と是正命令を受けた上で、2024年8月いっぱいまで生産停止となっているヤリスクロス/カローラフィールダー/カローラアクシオに関して、ようやく同年9月より生産が再開されることを発表。
そのため、長らく出荷・登録・受注停止していたこれら3車種については、ようやくユーザーのもとに届くことになるようです。
ただその一方で、今回の新たな事案が発覚したことで、既に7月29日よりノア/ヴォクシーなどのミニバンが生産・出荷停止となっていて、現時点での生産再開時期は不明。
特にノア/ヴォクシーに関しては、当初2025年2月にマイナーチェンジを実施する予定で、それまでのバックオーダー分を全て捌き切る計画でしたが、ハイブリッド(HEV)モデルの生産枠に余裕ができた → 台数&オプションの制限はありながらも、全国の販売店を対象に受注を受け付けたばかり。
今回の新たな不正により、ノア/ヴォクシーの生産計画が後ろ倒しになる?ということも考えられ、そうなると当初の計画だった2025年2月にマイナーチェンジが可能なのか?といった疑問もあるかと思います。
この点は流動的なところがあると思われますし、今はトヨタ側の対応を待ちたいところです。
クラウンエステートは年内に発売されるかも微妙?
続いては、2024年10月以降に発売延期と報道されている新型クラウンエステート。
元々「発売時期未定」と云われていたクラウンエステートですが、現時点で販売店にも、どのタイミングでスタッフ向け製品勉強会が開催されるのかもわからないそうで、グレード構成や価格帯なども一切情報が入ってきていないとのこと。
一部報道では、「2025年以降に延期となるかもしれない」と報じられ、今回の不正問題も絡んで”そもそも発売できるかもわからない”状況にありますから、最悪の場合「発売自体中止」という恐れもありそうです
ランドクルーザー250の生産・出荷・納車は順調のようだ
続いて、2024年4月18日に発表・発売された新型ランドクルーザー250について。
2024年7月末の時点で、トヨタ公式ホームページでは、初回限定8,000台のみ販売の特別仕様車ファーストエディション(First Edition)の生産が完了したとのことで、こちらは順調にバックオーダー分を捌いている印象。
7月辺りから徐々に納車も増えてきて、街中でもランクル250を見かける頻度が一気に増えてきたので、お盆休みのタイミングでは高速道路などでも頻繁的に見かけることになるのではないかと予想しています。
なお販売店によっては、2026年3月までの受注枠が埋まっているところもあるようで、2025年秋以降にならないと受注再開できないところもあるようです。