これまた過激な…カルマー(Kalmar)がポルシェ959からインスピレーションを受けた9×9を世界初公開!更にRUFが衝撃的な911サファリを彷彿させるルーフ・ロデオを発表
モントレー・カー・ウィーク2024に、ポルシェ911ベースの過激モデルが立て続けに登場!
2024年8月16日より、ペブルビーチにて開催のモントレー・カー・ウィークにて、デンマークを拠点とするポルシェのレストモッドスペシャリストであるカルマー・オートモーティブ(Kalmar Automotive)が、ポルシェ959からインスピレーションを得たハイパフォーマンスモデル9×9を世界初公開しました。
カルマーは、数年かけて開発された9×9に対して「世界初のレトロハイパーカーである」と主張しており、過去に発表した911ベースの7-97シリーズよりも更にスペックを向上させているとのこと。
この他にも、ポルシェチューナーのルーフ(RUF)がオフロード志向の新型ルーフ・ロデオを発表していますので、こちらも併せてチェックしていきましょう。
まさに959オマージュの新型9×9を見ていこう!
こちらが今回公開された、カルマーオートモーティブのレストモッドモデルとなる959オマージュの9×9。
その見た目はかなりワイド&ローでマッシブなスタイリングを持ちますが、最も驚くべきはエンジンスペック。
パワートレインは、排気量3.8L 水平対向6気筒ツインターボチャージャー付エンジンを搭載し、最高出力は驚きの930hpを発揮(ランボルギーニ新型テメラリオの920hpよりも強力!)。
トランスミッションは、具体的なギアボックスの供給元は公開されていないものの、デュアルクラッチトランスミッション[DCT]を搭載し、駆動方式は四輪駆動[AWD]。
MT大好きユーザーのために、ちゃんとMTモデルも設定予定!
リアデザインもかなりアグレッシブで、とてもパッと見ではポルシェベースのレストモッドモデルとは思えないほど。
なおカルマーの情報によると、今後は本モデルをベースにエンジンスペックを落として、排気量4.0L 水平対向4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力650hpを発揮、7速MT&後輪駆動[RWD]を搭載する9×9スポーツといった様々なグレードも展開予定とのこと。
パフォーメンス面に関しては、グレードに関係なくアダプティブダンパーと後輪ステアリングを備えた特注のダブルウィッシュボーン・プッシュロッドサスペンションを採用し、フルカーボンファイバー製ボディを装着。
3Dプリントされたチタンブレーキキャリパーと、カーボンセラミックディスクが標準装備され、足もとにはマグネシウムホイールも装着されます。
内装もクラシカルでスパルタン
インテリアはもちろん2シーターレイアウトで、シートカラーはボディカラーに併せてグリーン。
更にカルマーは、素晴らしいドライビングエクスペリエンスを提供するための一つとして、液晶メーターを搭載しつつ、ラジオなどのオーディオ関係は一切搭載していないとのこと。
シート表皮は本革ですが、着座部分だけに本革が使用されることで軽量化を実現。
まさにスパルタンな仕上がりとなっている9×9ですが、納車開始時期は2025年7月頃を予定していて、価格帯としては日本円にして最低でも3億円になるものと予想されています。