世界には凄いお宝が眠ってるな…北米のスクラップ置き場に希少&戦前のメルセデスベンツ500KやオールアルミのSL300、ランボルギーニ・ミウラ等が発見され競売へ
その全てが自走不可でボロボロだが、ここまで豪華なクラシックカーが揃うのは珍しいかもしれない
世界の様々な納屋等にて発見されるスーパーカーやクラシックカー。
日本でも世界に一台しか存在しないというオールアルミボディのフェラーリ365GTB/4(通称:デイトナ)が発見され、海外オークションにて出品 → 当時の為替レートで約2.4億円にて落札されました。
そして今回、アメリカ・ロサンゼルスのとある納屋(正しくは廃品置き場)にて、何とも貴重なクラシックカーやスーパーカー達が発見され、それらのモデルが2024年10月に開催されるRMサザビーズオークションにて出品されることが明らかとなりました。
スクラップとはいえ、ここまでのお宝たちが長年眠っていたとは…
こちらが今回、アメリカ・ロサンゼルスのとある廃品置き場にて発見されたというクラシックカー/スーパーカーたち。
RMサザビーズオークションの情報によると、これらは「Rudi Klein(ルディ・クライン)のコレクション」とのことですが、彼は1950年台にアメリカに移住した後、欧州車のスクラップ置き場専門のお店を始めたとのこと。
経営自体は特に問題無かったそうで、部品取りや車のフレームなど、中々に手に入らないパーツなども保管・販売していたため、有名なショップなどからも相談を受けることが多かったとのこと。
ただ残念なことに、彼は2001年にこの世を去ったため、その後は彼の家族がこの場所を維持し、しかも「彼の大事な宝物」として外部の人間を一切近づけなかったそうです。
とはいえ、維持するにもコストがかかり過ぎるため、彼の家族も最終的にはオークションに出品することを決意。
今回オークションにて出品されるのは、廃品置き場にて保管されていた車両が主で、ポルシェ356や複数のランボルギーニ・ミウラ(Lamborghini Miura)、メルセデスベンツ300SL、更には戦前に製造されたワンオフモデルのメルセデスベンツもあるとのこと。
今回のオークションの目玉になるであろうワンオフのメルセデスベンツ500K
ちなみにこちらが、1935年に製造された超希少なメルセデスベンツ500K ”カラツィオラ” スペシャルクーペ by ジンデルフィンゲン(Mercedes-Benz 500 K ”Caracciola” Special Coupe by Sindelfingen)
おそらく今回のオークションで最大の目玉になるであろう一台ですが、これは「最も有名な戦前のメルセデスベンツ車の一つ」で、1920年代から1950年代にかけて活躍したドイツのレーシングドライバーであるオットー・ヴィルヘルム・ルドルフ・カラツィオラ(Otto Wilhelm Rudolf Caracciola)の名前が付けられています。