世界の納屋から出てきたとんでもないお宝たち!「自走不可でも1億円以上で落札されたランボルギーニ・ミウラ」「日本の納屋で発見された幻のフェラーリ365GTB/4 デイトナ」など

あなたの納屋にもお宝が眠っているかもしれない?

毎年必ずと言って良いほどに世界のどこかで必ずお宝が登場する「納屋で放置されたスポーツカー/スーパーカー/クラシックカーシリーズ」。

既に2021年にはアメリカ・テキサス州の某納屋にて、サウジアラビア王子のランボルギーニ・ウラッコ(Lamborghini Urraco)が放置されているのが目撃され、その後すぐに競売へと出品。

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そしてこれもまた凄いお宝といますか…「えっ、何でソレが納屋にあるの?」と思うもので、オーストラリア・ビクトリア州の某納屋に、1994年にグループAラリー選手権(WRC)にて活躍した、スバル・インプレッサプロドライブ555(Subaru Impreza Prodrive 555)が放置されているのを発見し、その後競売に出品されて500,000豪ドル(日本円換算で約4,060万円)というとんでもない金額で落札され話題となりました。

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こうした納屋で発見されたものが競売→高額落札という流れが定期的に発生しているわけですが、これまで納屋で発見されてきたとんでもないお宝たちをまとめて見ていきたいと思います。


①:マカオの納屋にて13年も放置されていたフェラーリF355

まず記念すべき1台目は、マカオの納屋にて13年間も放置されていたフェラーリF355が、ひょんなきっかけで発見されました。

実はこのエメラルドグリーンのF355は、元々イギリス・ロンドンに拠点を置くH.R.オーウェンフェラーリサービスセンターにて販売されたモデルでした。

これを所有していたオーナーは、フェラーリ以外にもランボルギーニやアストンマーティンといった有名どころのスーパーカー/クラシックカー/珍車を複数台所有する富豪で、フェラーリF355をマカオのとある別荘近くの納屋に保管していたのを忘れてしまい、そのまま気が付けば13年間も放置していたとのこと。

ただしこのオーナーは、スーパーカーの中でも圧倒的にフェラーリが好きだったようで、F355を保管した場所を思い出しながらも、次々と新しいフェラーリを購入。

13年経過してようやくF355の保管場所を思い出し見つけ出すわけですが、時既に遅しでエンジンは始動することなく、あらゆるところがボロボロに。

ただそれでも諦めきれなかったのがこのオーナーの凄いところで、最終的にフルレストアすることを決意し、完全復活に向けて地道な作業が進められているそうです。

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②:アメリカの納屋にて30年間も放置されていたデロリアンDMC-12

続いては、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したタイムスリップマシンでお馴染みとなるドリームカー・デロリアンDMC-12(DeLorean Motor Company DMC-12)。

実はこのモデル、アメリカの某納屋にて30年間も放置されていたそうですが、どのような理由で放置され、そしてどういったきっかけでDMC-12が見つかったのかは不明なままとなっています。

とはいえ、今回発見されたのは「ほぼ初回生産枠」の貴重な個体で、その希少性は非常に高いものの、30年というとんでもなく長い年月が経過しているため、コンディションとしては御覧の通り最悪。

とは言いながらも、外観自体は決して傷がついていたわけではないため、高圧洗車機などで落とせば見た目は良かったのだと思いますが、エンジンや内装は中々に悲惨な状態に。

ちなみにこれを発見したオーナーの最終的な判断としては、レストアで再びDMC-12を復活させることを決意。

一体どれだけの費用と時間がかかるのかは不明ですが、憧れだったドリームカーを手放すことだけは避けたかったそうで、残り少ない余生をDMC-12に全て捧げたいという強い想いがあったのかもしれません。

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③:その数は135台!イギリス政府によって押収された名車たちが納屋にて発見

続いてはちょっと珍しい例ですが、過去にイギリス政府が窃盗団などから押収した名車・珍車たちを、一時的に大きな納屋(っというか倉庫?)に計135台もの車両を保管していたそうですが、納屋のカギをロックしたまま長期間放置していたために、約15年ほど経過してようやく発見されることに。

もちろん、この15年間完全放置で一切メンテナンスされていなかったため、どの車両もエンジン始動不可、一部車両は腐食するなど、コンディションとしてはお世辞にも良いものではありませんでした。

これらの中には、六輪仕様のランドローバー・レンジローバー(Land Rover Range Rover)や、BMW 635CSis、フォード・エスコートRSコスワース(Ford Escort RS Cosworth)のレプリカといった中々に珍しい車両も多く、最終的に政府判断で競売に出品されたそうです。

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