ホンダ新型 WR-Vのエアコンはインドの環境に合わせて設定されている?どうやらオーナーからも「寒すぎる」との不満の声・クレームが多いようだ
WR-Vのエアコンは確かに寒いが、他のホンダ車も結構寒いのは有名
さてさて、2024年4月に私に納車されて4か月以上が経過した、ホンダ新型 WR-V Z+グレード[2WD]。
この車で夏を迎えるのは初めてで、やはり個人的に一番気になっていたのがエアコンの効き目についてだと思います。
WR-Vに限らず、ホンダの最近の新型車はエアコンの効き目が強く、特に現行 ヴェゼル(New Vezel)あたりから「26度設定のフルオート稼働」でも”寒過ぎじゃない?”と思わせるほどにガンガンに冷えるんですね。
エアコンが全く効かないことに比べたら何の問題もないことなのですが、その中でもWR-Vのエアコンの効き目は更にハードのようです。
WR-Vのエアコンはインドの過酷な環境向けに設定?
ちなみにWR-Vの製造元は日本ではなくインドで、インド市場でもWR-Vではなくエレベイト(Elevate)という名称で販売中。
ここ最近では、本モデルの競合として2024年10月16日に日本でも発売予定となっているスズキ新型 フロンクス(Suzuki New Fronx)もインド生産となっています。
フロンクスに関しては、インドの環境に合わせてエアコンの温度設定もチューニングされているそうで(スズキディーラーにも確認済み)、そのまま日本市場向けに輸入されるとのことで、おそらく夏場のエアコンの効き目もかなり強いのではないかと推測。
そしてこの流れは、WR-Vでも汲んでいることが予想されますが、確かにWR-Vのエアコンも他モデルと同等か、それ以上にガンガンに効くので道中でも「ちょっと寒くない?」と思わせるほどの効き目(気が付いたら自分の腕だけが冷たくなっていることもしばしば)。
ホンダのエアコンは27度でも十分涼しいレベル
ただ、エアコンが効きすぎるからといってWR-Vの評価が下がるわけではなく、他の国産車と全く同じ温度設定でエアコンを稼働すると寒くなる可能性があるため、温度を少し高めにする必要があるのでちょっと注意が必要、という程度。
ちなみに、私が他に所有するホンダ車以外では、外気温が30度を超えるような真夏日だと「25度~26度」のエアコンフルオート稼働でも十分涼しいですし、エンジン稼働してから10分以上が経過する頃には、風量MAX → 風量半分ぐらいに落ち着くことが多め。
しかしホンダ車の場合は、ZR-VやシビックタイプR(New Civic Type R, FL5)、そして今回のWR-Vになると、25度~26度のフルオート稼働でもかなり涼しいため、27度ぐらいに設定してようやく体感的に「丁度良い」と感じるレベル。
WR-Vは27度設定でも「まだ少し寒い」と感じるレベル
そしてWR-Vに関しては、27度でも「まだちょっと寒いかも…」と感じるほどで、エアコンの吹き出し口の向きを少し変えるなど、直接体に風を当てるよりも車内全体に行き届くような使い方に切り替えることが多いんですね。
ちなみにWR-Vのエアコンの効き目に関しては、私がお世話になっているホンダディーラーのお客さんから不満の声やクレームがあるそうで、「27度~28度に設定しても寒い」「オートではなく風量レベル1~2にしても風が強い」といった声が多いのだそう。
エアコンの使い方に関しては、その都度で風量や温度、風向、更には吹き出し口の向きを変えるなどの細かな調整が可能なので、他の車両に比べたら微調整するポイントは多くなるものの、エアコンの効きすぎがクレームに繋がるのは「ちょっと違うのでは?」とも思ったり。